2021年7月10日土曜日

楽天セミナー 2021年7月10日 堀古さんは依然ガンガンでした





 

恒例の楽天証券のセミナー。今回もあいにくに?Webでのセミナーとなりました。

しかし、Webセミナーのいいところは、どこでも聞くことができる点でしょうか?

今回、私は妻と長男とドライブに出かけて、車の中でセミナーを聞くことができました(息子が車を運転し、助手席でイヤホンをつけてスマホで観る・聴く)。

人が集まるところに出かけていきたい、という欲求と、どこでも好きな場所で聴けるという利便性との狭間で、今後は選択できるようになるのでしょうか?

ざっとまとめてみました。

スポンサーリンク



堀古英司さん (米国株式相場の年後半戦展望)

実質金利はマイナスのまま(金利-期待インフレ率がマイナスの状態。つまりインフレ期待は高いけど足元の金利はインフレ率より低い)である。実質金利がマイナスだと投下資本がなくてもリターンが出る状態なので株式には好都合。年後半も強気でいい。ただし、成長率が高い企業の方がリターンはいいので、業績のしっかりした高い成長率の企業(Amazonを示唆していた)がいい。という感じ。

また、米国では現預金が19兆ドルもあり、株式時価相場約40兆ドルに少しでも流れれば、まだまだアップサイドが見込めるし、これだけ待機資金があれば当面金利の上昇は心配しなくてもいいだろう、と相変わらず強気一辺倒でした。

彼は、今後の相場見通しをかなり金融論的な説明をしていました(ほかの論者は来年以降の米国経済の成長率が落ちそうだ、とかいう感じの説明)。

金利が低下すると成長株の株価が上がる理由を以下のように説明していました。これは説得力があったので、車の中で書き写して記憶しておきたいので再現しました。

成長率が2%の企業と6%の企業があった場合、金利が0.5%ダウンしたら、前者は11%しかアップしないけど、後者は100%もupすることになるから、今のGAFAMの株価はおかしくない、という説明でした。

 

もっともらしい点とツッコみたくなる点が混在していました。ツッコみたくなる点は

市場はFRBのテーパリングを気にしており、米国債の買い手・つまり需要が減ることによる金利上昇を心配しているんだよ。という米国金融政策の正常化懸念?(正常化はいいことなんだけど株式相場が業績相場に向かう前の混乱)

 

→多分、過剰流動性があるので、米国債の買い手がFRBから他の買い手に移ると言いたいのではないでしょうか? ただし市場は初めのころはバーナンキ時代のように多少混乱しそうですね。

 

それと株式リスクプレミアムは市場全体は5%だけど、高成長株はいわゆるβ値が高くなるのでリスクプレミアムも高くなるんじゃないか(低成長株と高成長株のリスクプレミアムは後者の方が高くならないか)。



もちろんそれでも高い株価は正当化できますが、1%違うだけで100%→33%まで落ちます。

 

ただし、金利が低くなると高成長株に有利になるということはやっと腑に落ちました。

 

その他窪田さんは、珍しく、株価暴落の際にどうすべきか、という点を述べていました。彼の過去の発言から、常に「日本株に強気で買い」というセリフしか聞かないと思っている人が多い(私もその一人)のでしょうか。現時点では心配する必要がないけど、景気後退による暴落への心構えのようなことを強調していたように思います。


応援お願いします。
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
スポンサーリンク








0 件のコメント:

コメントを投稿