いつものセクター別のPER推移とともに、S&P500の長期的なEPSの推移とPERの推移について参考になりそうなグラフを紹介。
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まずはS&P500のセクター別PERの推移
エネルギーセクターがずんずんPER上がっていきますね。おそらく、業績予想を修正したにもかかわらず、株価がそんなに下がっていなかったのでしょう。
今、決算真っ盛りなので、そのガイダンス次第では、まだ下がるのかな?
シーゲル教授はPER15倍以下で買った場合、失敗する確率が低くなる、と言っていましたが?
次は
1月12日付の大和証券のレポート(口座があればご覧いただくことができるはず)から。
この表は赤線が12か月予想PERで左軸、青線が予想EPSで右軸を表しています。
予想EPSはリーマンショックで一気にへこみましたが、文字通りV字回復しています。
予想PERは1999年ごろのITバブルを頂点に下がり、最近の金融緩和政策で回復している感じが見て取れます。
赤の枠線は1995年以降、FRBが利上げを行った時期のようです。そして、利上げの実施とともに予想PERは下がっている、ということを意味しています。
一方、予想EPS(つまり企業業績;確かOperating EPS、つまり特別損益等一時費用を控除したEPSのはず。未確認)は、過去2回の利上げ局面では上昇していたが、今回EPSは横ばい模様です。
つまり、過去2回の利上げ局面ほど業績が芳しくないので、同証券では米国株へのスタンスにやや迷いがあるように感じました。
(もっとも、EPSが伸び悩んでいるのは、エネルギー関連セクターが足を引っ張っているというのがある)
ただ、業績はドル高もほぼ一巡し、2016年は15年ほど為替に足を引っ張られることもない点など、底打ちに向かう可能性も示唆しています。
いずれにせよ、現時点での事実は確認しておいたほうがいいでしょう。
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