やっと射止めましたか。というのが感想。
ホンハイはずっとシャープ(あるいはその資産)の買収を働きかけていましたが、嫌われまくっていたものの、いよいよ買収に向けて、という感じになってきました。
(ホンハイと京都のモーター会社が元祖「ブラック企業」と思っていたので、嫌われるのも仕方なさそうな気がしていましたが)
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M&Aとは買収だけでなく売却も、ということで、日本企業が買収する話ばかりに疑問を感じていたのですが、大きな日本企業を買ってくれる?外国企業が現れました。
過去にもオリンパスの時にいろいろありましたが、「日本の技術を外資に渡すな」とかいうアホな話がマスコミをにぎわしていましたが、今回は資本の論理が通りそうです。
「日本の技術を外資に渡すな」ロジックは、どうも霞が関あたりで騒がれているらしいのですが(マスコミは霞が関が言いたいことを大声で記事にしないとリーク記事がもらえないという腐れ縁にある)、同じ霞が関が、「コーポレートガバナンスコード」を作っているのですから、投資家や国民をばかにしているとしか言いようがありません。
だいたい産業革新機構なんて物自体がおかしな産物であり、はやく解体すべきだと思います。
ここでもホンネとタテマエというダブルスタンダードがありますね。ホンネは鎖国、タテマエは開国。ガラパゴスな発想ですけど。
ここでもホンネとタテマエというダブルスタンダードがありますね。ホンネは鎖国、タテマエは開国。ガラパゴスな発想ですけど。
産業革新機構はうまくいっていないジャパンディスプレイ(6740)を救済?するつもりでシャープを買収しようとしたようですけど。
先日のシャープの取締役会で、社外取締役が産業革新機構案に「待った」を掛けたようです。
(日経ビジネスオンライン、会員登録が必要かもしれません)
社外取締役が機能したのも、アベノミクス/コーポレートガバナンスが効いたのかもしれませんね。
あれだけ条件に差があれば当然でしょう。ホンハイは液晶技術というより、シャープというブランドが欲しかったのでしょう。マスコミではアホみたいに技術・技術と騒いでいるようですが、いまさら液晶なんて中国でも作れますよ。
革新機構 ホンハイ
従業員 リストラ必死 解雇しない(と一応言っているらしい。→追記:40歳以下でした)
借入金 債務免除しろ 債務免除は不要
他社との統合 ジャパンディスプレイ? しない。法人格・ブランドとも存続
支援総額 3000億円 7000億円
液晶 売却 欲しい
これで機構に軍配が上がったら、アベノミクスは沈没ですよ。
革新機構はルネサスで従業員を半分近くに減らしていますから(ルネサスに出資する当初、外資企業やファンドに身売りすると、従業員がめちゃくちゃ首を切られる、とか言われていましたが、革新機構が出資して、外資と同じような手法で改革しているので、マスコミはアホかって感じ)
革新機構 ホンハイ
従業員 リストラ必死 解雇しない(と一応言っているらしい。→追記:40歳以下でした)
借入金 債務免除しろ 債務免除は不要
他社との統合 ジャパンディスプレイ? しない。法人格・ブランドとも存続
支援総額 3000億円 7000億円
液晶 売却 欲しい
これで機構に軍配が上がったら、アベノミクスは沈没ですよ。
革新機構はルネサスで従業員を半分近くに減らしていますから(ルネサスに出資する当初、外資企業やファンドに身売りすると、従業員がめちゃくちゃ首を切られる、とか言われていましたが、革新機構が出資して、外資と同じような手法で改革しているので、マスコミはアホかって感じ)
これまでEMSとして下請専門企業だったホンハイが「自社」ブランドを正々堂々と打ち出して製品展開できますから。
我々消費者も、シャープの製品がホンハイの価格で買えるようになると、メリットがあるような気がします。
日本企業だって、海外の技術を取り込んで成長してきたんだし、武田薬品工業なんて現状は買収した相手企業が開発した新薬でやっと経営をつないでいるような状態ですよ。
JT、キヤノンや旭硝子あるいは日本板硝子も買収先の技術や基盤を活用していますし、別に台湾企業が日本のブランドや技術を高く買ってくれるんだったら、それでいいんじゃないか?
「(海外のものは)欲しいけど、(国内のものは)あげない」 これだと小学校・中学校のクラスに必ず一人はいる嫌な奴と同じですよ。食って食われて、それで前進していくのがあるべき姿ではないかと。
霞が関やマスコミのキャンペーンに乗せられないよう、書いてみました。
といっても、シャープは優先交渉権を与えていないとコメントし、機構とも継続協議をするといっているらしい。
これで革新機構が逆転出来たとしたら、今の提案は何なんだ、馬鹿にしやがって、ということにもなりかねないんだけど。
鴻海側も独占交渉権が取れなかったんですね。だからシャープは優先交渉権は与えていないといっているんでしょう。これを与えると、鴻海側が条件を下げてくる可能性が出てきますので、株主に不利になってしまいかねない。
本来、ダメダメなのはシャープそのものなのですが、M&Aは売り手が有利、という典型のような展開になっています(もっとも買ってしまえばこっちのものとか・・・)。
「(海外のものは)欲しいけど、(国内のものは)あげない」 これだと小学校・中学校のクラスに必ず一人はいる嫌な奴と同じですよ。食って食われて、それで前進していくのがあるべき姿ではないかと。
霞が関やマスコミのキャンペーンに乗せられないよう、書いてみました。
といっても、シャープは優先交渉権を与えていないとコメントし、機構とも継続協議をするといっているらしい。
これで革新機構が逆転出来たとしたら、今の提案は何なんだ、馬鹿にしやがって、ということにもなりかねないんだけど。
鴻海側も独占交渉権が取れなかったんですね。だからシャープは優先交渉権は与えていないといっているんでしょう。これを与えると、鴻海側が条件を下げてくる可能性が出てきますので、株主に不利になってしまいかねない。
本来、ダメダメなのはシャープそのものなのですが、M&Aは売り手が有利、という典型のような展開になっています(もっとも買ってしまえばこっちのものとか・・・)。
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