2016年2月9日火曜日

日水製薬(4550)日興IRセミナー その2

日本水産の上場子会社です。
単なる推測ですが、日本水産はひょっとして100%子会社化したいのだと思いますが、お金がないのでできないのではないでしょうか?

日本水産の売上高約6400億円、営業利益181億円、当期利益100億円に対し、純有利子負債額(Net Debt2300億円、自己資本比率18.5%です。


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一方、日本製薬は以下のような状況です。

配当利回りは3.05%で、株主優待が100単元でクオカード500円が年2回!なので、実質利回りが50円÷1313円=3.8%となります。

株価はPERで見れば割安水準ですが、EV/EBITDAで見れば、ちょっと高目のフェアバリューという感じでしょうか?
自己資本比率が90%超というのが目を引きますね(親会社が19%程度なので余計)。

この会社の事業内容は、かつては鯨の遠洋漁業で名をはせた日水のようで、鯨の肝臓からエキスを作り滋養強壮剤や健康食品等一般医薬品などの製造が出発だったようです。

そこから、今や健康食品に詳しい人ならだれでも連想できますが、EPA,DHAを親会社の捕獲した魚(まぐろ、いわし、カツオなど)から抽出し、健康食品の原料を作ったり、他の食品メーカーに販売しているそうです。

また、そういった製薬ノウハウから、検査薬・診断薬事業へ進出し(ノロウイルス、O157等の大腸菌検査やヘリコバクター検査(胃の検査で重要)で反応を確かめる検査薬などを作っているようです。

さらに、そういったノウハウから、食品メーカーなどに食品汚染検査機器(出荷前の工場検査で、食品が安全基準を満たしているかなどを検査する機械の一部や検査薬)の製造をメーカーとタイアップして作るようです。

さらに化粧品事業というのがあり、なんでも八ヶ岳の天然水を使って、基礎化粧品を作っているようです。

金額は小さいようですが、海外に検査薬のOEMも行っているようです。
会社側いわく、医薬品の売上高の減少は、主に個人薬局・薬店の閉鎖撤退の影響が大きいとのことで、ドラッグストアとの取引ではあまり採算も良くなく、事業を診断薬方面にシフトしているから減収増益のような形になっているとのこと。
株価チャートです。

感想
面白そうな会社です。少し様子を見てみたいと思います。
株価がもう少し安くなればいいなあ(な~んて)。

やはり配当利回りに惹かれますね。増配は頻繁に期待できそうにありませんが。

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