恒例の定点観測です。
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海運・鉱業など低PERの常連だった業種が高PER銘柄になっていますね。社数がそれぞれ8社、7社しかないので、1社が業績見通しを修正すれば、それにつられるのでしょうか?
赤字予想の会社の株価などが混じっていたりするのかな?
こういったやや特殊な例を除くと、やはり医薬品、食料品、小売といつもの業種が並びます。
全体のPERはほぼ横ばいですが、利益見通しが出始めるこの5月半ばで大きく変わるかもしれません。予想では、日本株全体で減益となっていますので、EPSの下げと株価水準の下げとどちらが大きいか次第ですけど。
相変わらずPBRは1倍ちょっとをうろうろ。
PBR1倍以下のセクターを並べてみた。仮説にすぎないが、装置産業と規制業種(銀行・証券・保険など)が多い結果となった。
ただし、PBRが1倍割れでも、PERはまとも???な倍率だったりするセクターも多い。
これは一つに、「資本充実の原則」という会社法的な概念とROEをはじめとする資本効率主義?を求める株式市場の利益相反??の賜物ではないか?
経営者も、業績変動が大きい自社の利益構造がわかっていて、少しでも内部留保を溜め込む(なぜなら、「自己資本比率」を高めないと会社法上やばくなるから)。
しかし、株式市場は「自己資本」の状況よりも、未来の利益やキャッシュフローとその成長性や安定性を評価する動きに代わってきている。
そこに、さらに、投資の効率性の概念が経営規律として働いていないのではないか?
つまり、内部留保を資本効率が落ちる投資に向けている(持ち合い株もその一つだが)。
ROEを調べていないけど、低ROEが想像に難くない。日経平均が16,000~17,000のレベルでこの状態なので、ちょっと株価が下がれば、TOPIX全体のPBR1倍割れはすぐにきそうですね。
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