2016年5月8日日曜日

配当貴族銘柄の紹介 T Row Price (TROW) 29年連続増配 #38 S&P Dividend Aristocrats その2


他の資産運用会社との比較

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Typeのその他はオルタナティブ投資(プライベートエクイティ、不動産等)。TROWBENはわからず
地域のうち、Black Rockの米国にはアメリカ大陸(カナダ、ブラジル等)込

TROWの特徴
株式投信の比率(注:債券とのハイブリッドを含む)が大きい。したがって、信託報酬率が大きいと思われる。このため、営業利益率が大きく出る。

米国関連投資の比率が大きい。言い換えると、海外市場の開拓余地が残っている。
ETFも比較的後発。

伝統的に成長株投資の発掘に強いらしい。最近ではツイッターなどにベンチャー投資も行ったようだ。

また、年金用の預かり資産が全体の2/3を占めるとのことなので、AUMの安定性も高い。Target Dated Retirement fundという商品設計が人気の様だ。
(一方で今後、ベビーブーマーの資産取り崩しが留意点。したがって、次世代の顧客開拓も重要な課題。このツールとしてETFが有力視されている)。

それでも、今後数年間は、CAGRベースで3~4%の売上高成長が見込めるとMorningStar社は見込んでいるようです。

上記の4社に加え、Vanguard社を加えた5社はどれもブランド力があるので、金融市場(資産運用ニーズ)が成長する限り、大崩れはないのではないかと思います。

ただし、Black RockVanguardなどはETFIndex Fundでし烈なフィーの引き下げ競争を行っていますので、アクティブファンドの視界は良好とは現時点で市場は考えていないようです。

また、繰り返しになりますが、ベビーブーマーの年金資産取り崩しというのが想定されています(これは日本を含め先進国共通の事象)。若い世代に如何にアピールするかも各社の重要な戦略になってきそうです。

他社との比較をすると、AUMが伸び悩むBENの割安感がやっぱり目立ちますね。

市場平均との比較

(赤線がS&P500です)
業績はAUMとの相関性が非常に強かったのですが、株価パフォーマンスは、過去10年ベースだと市場平均以上で来ていますね。

感想など
  • 資産運用会社はポートフォリオに一枚かませていいと思います。
  • Legg Mason以外の3社なら、同じような気がします。
  • しかし、営業利益率40%はすごいですねえ。Moody’s並みでしょう。
  • 日本では、独立系の資産運用会社はまだ勃興期に近い存在にすぎませんが、頑張ってほしいものですね。

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