2017年2月11日土曜日

商業出版のオファー その2

前回、「編集者の社内で企画会議が通ったというので、頑張って「はじめに」と目次案を作った」と書きましたが、これに関すること。


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この話があるまで、自分が本を出版するなんて全く考えていませんでした。本とは読むものである、と考えていました。

したがって、何をどのように書いていいのか皆目見当が付きませんでした。そうすると世の中には本を出版したい人がいっぱいいて、そうした人相手にアドバイス・コンサルティングする人がいる、ということに驚きました。

自分的にはてっとり早く、著作のいろはを学びたい、と思い、「ビジネス書著者出版教科書」とその名もズバリの本を買って読みました。

ただし、内容的には「いかに企画書を通すのか」という論点が中心で、何となく参考になったという感じでした(この人の研修を受講するのに80万円かかるらしい)。

それ以外にもう一人ぐらい参考にしたい、と思い、城村典子さんという元編集者の方にメールなどで直接話を聞きました。この方は「著者になって出版するには、出版して何をしたいのか明確な目的意識が必要」ということモットーにされていて、それが私に刺さりました。

この人は丁寧にメルマガで出版にあたっての心構えのようなことやスキルを解説してくれます(当初は無料)。
私は無料でかなり丁寧にアドバイスしてもらったので、恐縮して有料セミナーに出席したぐらいです(1万円程度)。

目的意識を持った出版、と言われても弁護士、会計士、開業医などビジネスと出版が直に結びつく方ならいざ知らず、会社に黙って株式投資をしているものが株式投資の本を出版しても、どこまで意味があるのかと考えました。

そこで、将来サラリーマンを引退した後に、連続増配投資を大学等でレクチャーできるための処女作ということを目標に設定しました(結構軽い本でいきなり教壇デビューは無理だろうと思ったので、この機会は著者としてデビューするというのが第一目標としました)。

しかしながら、ご存じの通りの結果に終わってしまいました。

これが、「この本で名前を売って、メシのタネにするぞ」という立場だったら、出版社側の意向をもっと汲んで引き受けた可能性もあったでしょう。

私の様なブロガーが本を出すと、「やっぱり相場はピークだぜ」なんて言われるでしょうけどね。したがって、ピークはもうちょっと先になるかもね(笑)。

本は、サラリーマンとの兼業で書くのはキツそうですが、またチャンスが、今度は書いてみたいです。

ちなみに城村さんは、「著者になりたいのなら、著者としての習慣を身に着けよう」と言っていて、サラリーマン的に言えば「社長になりたいのなら、社長になったつもりで仕事を判断、考えろ」という主張に近いのかな、なんて思って、感銘を受けることが多かったです(その辺は元編集者なので、「読み手の心に刺す術」を心得ているのかもしれません)。

このブログで、せっかく作った「仮目次」を元に記事をアップして行こうかな、なんて考えています(と言っても、その目次もこれまでのブログ記事を相当踏襲していますが)。

出版関係はこれでおしまい。


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