2017年8月14日月曜日

思春期の子供とのコミュニケーション

「思春期の子とのコミュニケーションに悩んだら読む本」大塚隆司著(大和出版)

という本を読んだ。
著者は学習塾の講師のあと、発育障害を持つ子供、不登校児等の親に対するサポートなどを行い、今は「思春期専門カウンセラー」とのこと。


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この本を読んだきっかけ
何より、子供が成長して(高2の男子と中3の女子)、会話が少なくなってきたことや、進路等に関し、親の経済的な「覚悟」も含めて、コミュニケーションをしっかり取らないと、(自分が)やばい、と感じ始めたからです。

とはいっても、彼らの気持ちも汲んであげないと、いけないしなあ。という感じか。

アマゾンで検索し、そういった自分の立場にあった本であることと、評判もよかった、というのが読むきっかけ。

本のエッセンスは3つのキーワード
本のエッセンスを大雑把に言えば、思春期の子供への接し方に対し、

「今のままで大丈夫」(承認
「これからよくなるよ」(期待
「あなたならできる」(応援

この3つを根底に接していけばよい、という感じで、現状肯定型で接するべき、という考え方。

思春期の子供は気持ちが揺れ動くので、Aと言ったり反対のBと言ったり、本音は話を聞いてほしいのに、話しかけるとうっとうしかったりする矛盾を理解してあげる。

また、とんでもない無理なことを言ったりする(学力と全く見合わない志望校を言い出すとか)が、そっと見守ってやって、自分で自分の限界やギャップに気づかせる、など自分で自分を分析して、自分のことができるようになるという大人への階段を駆け上がる手助けをしてあげよう、

そんな内容でしょうか。

子供と率直に話し合う場を設定

最後に「カレッジナイト」と言って、受験生の子供と週に1回、話し合いの場を設定し、勉強の進捗状況や今後の計画などを聞いてあげる場を設けるのが良い、というアドバイスがあったが、週に1回は多いような気もするので、月1回か2回、中3の長女とやってみようかと思うので、妻に相談してみることにした。

自分の中学、高校時代を振り返ると、現状肯定されるより、現状否定されてそれに対して反骨心で戦ってきたような気がするので、現状肯定型はあまりしっくりこない。

しかしながら、よくよく考えると、会社でも、

「今のままで大丈夫」と承認され、「これからよくなるよ」と期待され、「あなたならできる」という感じのことを言われると、『いい上司だな』という感じを抱いた経験があるので、納得と同時に、子育てでだけではなく、職場でも使えるんじゃないか? などと思ってしまった。

職場じゃあ、相手もいい年した大人なので、こんな簡単にはいかないけど、承認・期待・応援の3つのメッセージは大事だと改めて思った次第です。


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