2018年11月21日水曜日

株式指標やニュース記事はあまり当てにしないのが吉







これから葉っぱが落ちるように株価も落ちるかな?
景気がピークアウトしている可能性が指摘されています。

一方、PERが割安、とか、今から間に合う投資法、とかいう楽観的な話もちらほら見かけます。

しかし、経営が比較的安定している企業ならいざしらず、製造業系のような損益分岐点の高そうな業種へはあまり当てにしないほうがいいと思います。

これは景気循環との関係です。

株価は景気を先読みして価格を織り込んでいきます。景気の約半年先を行く、と経験則上言われています。


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私は個別株投資を始めたのが2008年の初頭でした。初めて買った個別株は本田技研工業でした。

某経済新聞でPERが8倍と書いてあって、調べるとそのとおりで、「長期で持てば大丈夫」と思って多分3,600円ぐらいで買いました。

その後リーマンショックになって、2,000円を一時は切って、2,600円ぐらいまで反発しました(2008年の今頃だったと記憶。大暴落のあとは大きなリバウンドもある)。その時に損切りしました。
(損切りしたお金で、PBR0.5倍ぐらいだったREITを買って、損を取り返した)

経営陣の見通しも現在の延長線でしかなく(そりゃ、現場から「大丈夫」という報告があればそういう見通しになる)、その後の景気変動を予想できません。

経営者が景気変動を予想できないと、アナリストも予想できません。

アナリストも予想できないとエコノミストもマスコミも予想できません。

証券会社・学者やマスコミも予想できないと、経営陣も予想できません。

あれ?循環しているぞ? 

そうです。互いの発言が互いの思考に影響を与えるので、議論が煮詰まってしまいます。

また、株を売買させたいのと企業との取引関係を重視したい証券会社が売りを積極的に推奨しません。

我々サラリーマンの配当投資家が株で儲けるチャンスは、配当をコツコツ積み上げ、再投資することと、給与余剰金で割安な優良銘柄を買うことぐらいです。

マクドナルドもジョンソン・エンド・ジョンソンもマイクロソフトも平時には安くなりません(マイクロソフトは買いそびれたけど)。

一方、下落局面でしっかり予習と貯金ができている投資家は、バフェットが言う「ハーレム状態」になります(この意味がよくわからない人はバリュー投資、長期投資への勉強不足と思ったほうがいい)

バフェットがバンク・オブ・アメリカを買ったのも、GEの優先株を買ったのも、不況のときです(私が保有していたダウ・ケミカルも優先株も買っていた)。

不況になると「Cash is King」という記事が飛び交います。

GEのように、会社の個別事情が絡んで業績が悪化した会社は買いづらい(エネルギー環境が悪いという側面もあるが)ですけど、不況で皆ダメ、って割り切ってしまえば、確実に不況を乗り越えることができる企業に投資する絶好の機会が巡ってきます。

逆張り投資ができた人は思い出してください。あなたは皆が悲観している時に株を買ったはずです。皆がまだ楽観している間は、どうでしょうか?(ユーフォリアとまで行かない点がまだ早いような気もする)

もちろん、まとまった「入金投資法」が継続的に可能な人は、これに当てはまりません。気にせずドルコストで投資すればいいと思います。

一方で、私は今あるポートフォリオは概ね維持(必要に駆られて売却する場合を除く)する予定です。

たとえ「リーマン級」の下落(多分そこまで落ち込まないと思いますけど、アルゴリズムとか予想不可能なこともあるので、一抹の不安は残ります)があってもキープすると思います。

一応、「取引所が10年閉鎖しても持ち続ける」(すでに10年前後保有している銘柄がいくつかあるが)と思える銘柄が残っています(特にアメリカ株)。

割安で優良銘柄を長期で保有するパターンの投資を志向するなら今こそバフェット本を読み返すときですぞ。そしてCash Is Kingを忘れずに。

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