2018年11月15日木曜日

景気の潮目確実か? iPhoneか米中関税戦争か、金利上昇か? 自分の投資方針を見つめ直そう







株価が軟調なこともさることながら、IT系(スマホ、半導体とか)企業の業績見通しが明らかに不透明になってきた。にもかかわらず、米FRBは引き続き金利の引き上げを検討しています。

夏頃は、「『米中貿易戦争』と口では言ってもうちには該当しないんじゃないか、とか中国の取引先でも様子見のようで影響は小さいと思う」という趣旨の話が多かった。

9月にiPhoneの新機種の発表があったものの、思ったほど需要が伸びそうにない、というニュースが駆け巡ってきた。

そうなると半導体関連投資(半導体、装置、材料、部品等)の額が減る、業績が伸び悩む、となります。

設備投資が弱くなると、機械系の事業者も業績が弱くなります。資本財とかいうセクターに振られますね。


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9月期決算では多くの企業が先行きに不透明感を示すコメントや業績の修正(下方修正)を打ち出していて、株価に反映されつつあります。

さらに、昨今再生可能エネルギーブームで、旧来型の炭素資源系(石炭・石油・天然ガス等)関連のエネルギー事業者の業績も悪化しています(あのGEの業績がメタメタですね)。

一方、トランプ減税による個人消費は今の所健在で、日本でもまだ個人消費は高原状態かもしれません。

ただし、逆資産効果(株価が下がると消費も冷える。株価が上がると、消費も向上することを資産効果と言っている逆のこと)が表面化しますので、消費も少なくともこれ以上は上がらないかもしれません。

最も怖いのは、こうやって弱気予想ばかり言っていると、それが自己実現化してしまうことかもしれません。

本当は単なる調整局面かもしれないのに、「景気拡大期間が長すぎるので、そろそろリセッションに向かってもおかしくない」とか、「これ以上景気拡大局面が継続するとバブルになるので、少し冷え込んだほうが長期的にはいいのだ」とかかしこぶっているうちに本当にリセッションになるような様です。

さて、ここで投資とどう向き合うのか?

「ドルコスト平均法で投資し続ければ、長期的にはいいのだ」という前提で投資するスタイル

「いやいや、明らかに株価がピークまたは下がり局面で買うのは良くないよ」というタイミングを見計らうパターン

私は、前者でいくのもいいように思います。しかし、個人の運用実績としては後者なので(本格的に株式投資を始めたのが2009年のドン底局面で、その「幸運」があった)、今は少し株式相場と距離をおいています。

今から1から2年、株価が10%上昇する確率とそうならない確率を天秤にかけると後者の方が確率的には高いと思っています。その逆になった場合は、儲け損なっただけのこと。損はしない。

株式投資の資金をある程度回収して、利回りの固い太陽光発電にシフトしました。

もちろん、いざ株価下落、となったときに、何に投資すればいいのか、を事前準備していないと下落局面でうまく立ち振舞えないので、銘柄チェックはやっておこうと思っています。

ツイッターで、今どきフィリップモリス等の高配当株を売却している「ニワカ米国株投資家」の笑えるツイートが散見されますが、やるんだったらもっとしっかりやってほしいですね。

要するに己の投資方針を定めてそれに従ったほうがいい

他人がどうしたから自分がどうする、というのだったら、ETFか投信でも買えばいい。

今、株式投資に資金が回せるなら、PM、AT&Tやアルトリアは買ってもいいように思います(しかし、絶対大丈夫とは言い切れないけど、多分大丈夫ぐらい。結局はそういう不確実な局面で資金を投資できる場合にのみ本当のリターンはあると思う。ただし、今がその時か否か誰にもわからない)。

私は太陽光にシフトしたので、あまり証券口座にお金が残っていないのと、そういう相場観だから投資しないだけ。

自分で定めたdiscipline(投資方針、投資哲学等)の重要性が試される局面がやってきました

もちろん私も含めて。何が正解かは3年後ぐらいにわかる、それが株式投資。何が正解か、すべて正解かもしれないし、すべて間違っているかもしれない。

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