2019年1月13日日曜日

2019年 新春楽天セミナー 堀古英司の2019年株式相場見通し







毎回恒例の楽天セミナーの記事。
今回、各スピーカーは2019年の市場見通しに対し、異口同音に強気見通しでした。
証券会社のセミナーだからだかろうか?

今回のトップは、このブログでも一番人気の堀古英司氏の米国株式相場見通しです。

結論を言うと、普通に強気?でした。


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+15%程度、といっていました。

この程度の下落でめげてはいけない。投資家としての6つの心得を説いていました。


  1. 短期的な資金で投資をしない
  2. 理由なくとも、10%~20%の下落はあり得る
  3. リセッションを伴わない下落は買いだ
  4. 雰囲気ではなく、数字で判断せよ
  5. 取引するのは今の株価と将来の株価のギャップだ
  6. リスクテイカーとしてのプライドを忘れない

といった感じ。
1は、今回の下落をもたらしたのはヘッジファンドの解約換金売りだ。現金が必要となったヘッジファンドが売る → 自動プラミングされたファンドの売り追随 → トレーダーがさらに売りを浴びせる という売りが売りを呼ぶ悪循環が生じるので、賢明な長期投資家は、このサイクルにはまって売ってしまうとだめだ、というもの

2は▲19%程度の下げは4年に1回あり、最近では2011年以降で初めてであり、2018年に生じてもおかしくない。

3や4について
はリセッションを伴う下落の場合は、ピークから▲30%程度の下げになる。米経済のファンダメンタルズを見てもリセッションではない。

米GDPの7割を占める個人消費は強い。期待インフレ率も低く、家計のバランスシートも強い。住宅ローン金利も上がっていない。

大統領任期3年目は、毎回最も株価パフォーマンスが良い年である

5は具体例としてFacebookを挙げていました。

同社は個人情報問題さえ解決できれば、まだまだ成長可能性を秘めている。

直近の下落で、PERは15倍までになっている(注:Yahoo! Finance では20倍程度だった)
既存メディアにとって脅威なので、攻撃を受けやすい

6は、下がった時こそ、リスクテイカーとして行動するのが株式投資家というものだ。

以下私見

彼の主張は足元の米経済のファンダメンタルズの実績と株式相場アノマリー(大統領任期3年目)に加え、米中貿易戦争は米経済に大きなインパクトを与えない、という感じの見方が根拠になっています。

「株価は経済先行き見通しを半年ほど先取りする」

という点に関しては触れていませんでした、

また、年末の▲19%下落で下げ止まりか、今の一時回復がデッドキャットバウンドのようなものなのかについても本当はわかりません。

ちなみに、

2018年7月のセミナーでは、
マイクロソフトや米銀を買いに挙げていました。

楽天セミナー 2018.7.1 堀古 英司氏 2018年下半期の米国株相場

株価         7月  12月
マイクロソフト   約111  102ドル ▲8.9%
JPモルガン      114   99   ▲13%
S&P500       2878   2506  ▲13%

2018年1月のセミナーでは
メディアの報道に煽られて売るな、まだ強気スタンスでよい、という内容でした。

2018年新春楽天セミナー 堀古英司氏 2018年米国株式市場見通し

決して予想が当たっているわけではありませんが、相場見通しに関しては強気のままで変わっていませんね。

さて今回はどうなりますでしょうか? 予想が外れると、株価の下落幅はさらに大きくなりますので、「プランB」は常に考えておいたほうがいいように思います。

私のイメージは次に紹介するJPモルガンの佐々木氏のものに近いかもしれません。

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