2018年7月3日火曜日

楽天セミナー 2018.7.1 堀古 英司氏 2018年下半期の米国株相場



すっかりおなじみのこのコーナー。今回は品川駅徒歩すぐの会議施設での開催。なんでも両国国技館は工事中だとか。

金曜日に徹夜で仕事をした関係上、日曜日はとても眠たかった。途中寝入ってしまった。


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結論としては、下半期はまだ株価が上がるという強気のメッセージだったと思う。特に「市場は先行指標である」というよく言われる事柄が、「そうではない」、という盲点を彼はついていて、Factを基に説明していた。

例えば、「逆イールドになると、株が下がる」(注:逆イールドとは、長期金利より短期金利の金利が上がってしまう現象をさす)というのは事実ではなく、逆イールドになっても、しばらく上がり続ける、という点を示していました。

イールドカーブとS&P500のパフォーマンスのグラフを示し、イールドカーブが逆転しても株価が上がり続けることを語っていました。

全く同じ図ではありませんが、投資信託会社の表です。この資料では、逆イールドになってから8か月から1年10か月後にダウ平均が下落に向かっていると解説しています。

現時点ではイールドスプレッドが縮小している段階ですので、過去のジンクスにはまだ当てはまりません。

あと、彼はドル円150円になる、という従来の自説を繰り返していました(あと数年かかるとも言っていましたが)。

ただし、FXについては、堀古氏の話しより、JPモルガンの佐々木氏のほうが、それっぽかったので、それで解説していきたいと思います。

堀古氏は、アメリカにリセッションが来ると、ドルを売るべきであるが、まだその時ではない、という結論で、リーマンショックは100年に1回の出来事で、次にリセッションがあってもそんなにひどい落ち込みはなく、日銀は金利を上げることができないので、日米実質金利差が拡大する、という前提に立っています。この前提をどこまで信じるかでしょう。

そして、注目株として、米銀株を上げていました(これは年初から変わらない)。

2018年新春楽天セミナー 堀古英司氏 2018年米国株式市場見通し


先ほど行われた、Wall Streetの銀行へのストレステストで、アメリカのGDPが▲8%、株価が▲62%、失業率が10%になっても耐えうると判断されたらしいです。その結果、今の自己資本は過剰であり、株主還元が進むはずだ、と言っていました(確かに米銀は配当を引き上げていますね)。

さらに、テーマ株として、Subscription Modelと言っていました。つまり、ハードウエア、ソフトウエアを「購入」するのではなく、「使用料」を支払うというビジネスモデルがWall Streetで『もてはやされている』らしいです。

確かに、IBMもCiscoもその路線に舵を切ろうとして、苦戦していました。

例として、Adobeを挙げていました。Subscription制を敷いてから、PERがうなぎのぼりになっているらしいです。

「二匹目のどじょう」として、Microsoftを挙げていました。Windowsが法人だけでなく、個人にもSubscriptionが浸透していく、と市場は考えているだろう、と言う点です。

ファンダメンタルの上昇に伴う株価上昇以上にPERの拡大による株価上昇予測なので、PER高所恐怖症の私には、あまり同調できない投資アイディアです(けど、CSCOもそんな可能性が残っている)。

いづれにせよ、彼の米国株相場は依然強気で、年後半、中間選挙終了後にヤマがあるかもしれません。

話しは脱線しますが、私の席の隣は60代の夫婦の方が座っていて、ご婦人が「私の堀古さん」といって、メロメロだったのです。

個人的にはご勘弁、という感じの恰幅のいい裕福そうな人で、堀古氏はこんなところでも人気者だったようですね。なんか韓流を追いかけるおばちゃんのようなイメージ。

また、竹中平蔵氏も「米国株のプロ中のプロ」と持ち上げていました。彼も有名になってきました。

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