2018年7月15日日曜日

最近、印象に残ったコトバ。イノベーションとは、パラダイムシフトとは。株式投資にも共通するかも。


最近出席したセミナー(半導体業界の解説でした)で講師が印象深いことを言っていたので、書き留めておきます。
少し前ですが、好天の日の東京駅です。なぜ観光客がこの写真を撮りたがるのか、よくわかった。

彼は、ビジネスの環境変化に対応していくことが大事で、従来のやり方に固執していては必ず足元をひっくり返される、と自らの体験を基に何度も言っていました。

講師は日立で半導体の研究者として、栄枯盛衰を一通り体験してきた人です。


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パラダイムシフトとは
パラダイムとは、認識の仕方、考え方、常識、支配的な解釈、旧態依然とした考え方である。

したがって、パラダイムシフトとは、常識と考えられていた認識が、革命的に(突然、一気に)かつ非連続的に変化することである。

イノベーションとは、発明と市場の新結合である。つまり、市場(ユーザー)が受入れ、爆発的に普及したものがイノベーションである。単なる技術革新はイノベーションとは言わない。

単なる言葉の定義にすぎませんが、マスコミはこういった印象的・キャッチ―なフレーズを使いまくって、読者の気を惹こうとするので、正しい言葉の意味をはき違えて解釈してしまうことが往々にあります。

また、自分なりに言葉を定義して、自説を解説できる人には、説得力を感じてしまいます。

イノベーションに関しては、単に従来と違うモノやサービスが作られただけではなく、それが大ヒットしなければならない(確かにiPhoneは大ヒットした)点がポイントでしょう。

パラダイムシフトに気が付かないまま、気が付くと勝負に完敗していた、講師自身が日立に在籍していて、半導体競争でサムソンに完敗したことを経験していたので説得力がありました。
(成功体験に乏しい人でも、失敗体験を冷静に分析していると、なぜかありがたく聞いてしまいます。負け知らずの人より親近感を覚えるからかな?)

以下抜粋
あるパラダイムにどっぷり浸っていると、目が曇ってしまい、見えるものが見えなくなり、見たいものだけを見る。

頭がよくて、しっかりした目標を持っている人ほど、将来の予見という点に関しては、すっかり無力となってしまう。

専門家や権威者が「出来る」ということは、おおむね出来る。しかし、彼らが「出来ない」ということをうのみにしてはいけない。彼らの住んでいる「パラダイム」の中では出来ないのかもしれないが、パラダイムを変える人にはそんなことはないからだ。

パラダイムを変える人は、現在のパラダイムを理解していないあるいは、利害関係のない新人、アウトサイダーや変人と思われている人たちである。

抜粋終わり

これを株式投資に当てはめると、

パラダイムを変える人は、既存企業、サラリーマン経営者ではたぶん無理だろう(中には図々しくやり遂げる人もいるが)。

従来の商慣行や業界慣行と無縁な新人、アウトサイダー、外資系企業といった感じだろうか。「業界秩序を乱す」なんて言っている経営者の株なんて、真逆でくそ喰らえですね。

そういった事業を起業して成長しているオーナー企業の株なら、十分投資に値するだろうが、早期にそれを発掘するのは容易ではなさそうですね。

パラダイムを変えると、そのままイノベーション化する可能性も秘めていますね。

パラダイムを変えて、イノベーションを引き起こせる経営者なのか、単なる変わり者・アウトサイダーで終わってしまう人なのか、その辺の見極めがポイントなのでしょう。

株式投資とは全く関係ないセミナーを受講し終えた感想でした。

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