「副業」とやらを始めて、かれこれ3年半が経過しました。21年の夏ごろから開始しました。
最初はあまり活用していない、リンクトインから、スポットコンサルティングの誘いがきっかけでした。
副業らしきことに興味があったのと、勤務先でもスポットコンサルティングを活用していたので(勤務先の活用している会社とは違う会社)、興味本位で応募しました。
テキストベースで来た質問をテキストベースで返送する、という感じのものでした。
質問されたことに、真面目に回答して、「役に立った」と言われ、新鮮な気持ちになりました。
自分では当たり前、と思っている知識やノウハウが、他人の役に立つ、というのは同じ会社で勤務しても味わえない気分です(自分の勤務先では、みな当たり前に当該知識を理解して仕事をしているから)。
その後、2022年夏ごろ、Webライターに興味があって、クラウドワークスに登録しました。
これはこちらから売り込まないと仕事が取れない仕組み(スカウトもあるけど、怪しいものが多い)なので、応募しました。
しかし、Webライティングの様々なレギュレーションが肌に合わず、月に2本程度の記事執筆をつづけていました(最近は依頼がないので受けていない)。
そうこうしているうちに、銀行借り入れの申込書の代行の仕事があり、応募して受注出来ました。
これは、元銀行員なので、比較的フィットして、先方も評価してくれました。
同じクライアントが補助金申請の仕事を募集していて、「経験者に限る」と記載がありましたが、上記借入金申込書の内容を見て、受注出来ました。
その後、何件か小規模事業者持続化補助金の申請を手伝い、同じクライアントから事業再構築補助金の仕事を受注しました。
その再構築補助金の実績を基に他のクライアントに応募していき、クライアントの獲得を拡大していきました。
一方、自分がやりたかった、財務管理、M&A、まわりの仕事は苦戦続きです。週20時間とか縛られると、無理なことと、競争が激しいようです。
それでも、いくつか案件は取れています(勝率1割程度か?)。
また、経営者の伴走コンサルティングのような仕事(財務支援、経営計画支援)は、非常に競争率が高く、Web面接でよく「30件の応募があり、5人と面談し、1人と契約する」ということを言われます。
「5人」くらいまでは入ることが、3割程度の確率であり、1人は今のところありません。
募集する企業の10倍以上の登録者数がいるようで(登録者はあっちこっちのプラットフォームに登録していそうなので重複しているが)、簡単に「副業」と言っても、難しいです。
プログラミング、Webマーケティング、SNS運用といった人気業種は案件数も多く単価も高目なので事情が違うかもしれませんが、文系・財務系は案件数が少ないため、競争率は高いと思われます。
ただ、私の場合、1度採用されると、比較的継続してくれるクライアントが多く、少しずつ基盤を増やしているところです。
理想的には、サラリーマン退職後は、配当金や家賃収入等を生活費とし、今の副業収入で「自分の時間で消費活動」(ワーケーションなどで旅行しながら仕事する)など、節約をあまり意識しないセカンドライフを送りたいと考えています。
亡くなられた大江秀樹氏が、生活基盤は年金、医療などの非常時は貯蓄等の資産、その他は仕事などからの収入、と言った趣旨をおっしゃられていましたが、同じイメージです。年金にあたるところが、私の場合、資産からの収入になります。
本当に年金を受ける頃になると、年金はボーナス収入のようなものになる(というのが理想だが果たして?)という算段です。
また、仕事を継続することで「必要とされている」「感謝してもらえる」という、うまく言えば「社会とのつながり」、実態は「承認欲求」を満たす、結果、自己実現(自己満足?)を得る、という感じでしょうか。
SIDE-FIREに近いイメージでしょうか。よくわかりませんが。
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