2017年1月15日日曜日

ブログの運営方針について ちょっとだけ変更

最近自分の気持ちが変化しつつあるので。

当初は自分のための記録・備忘録としてブログを書き始めました。ちょうど10年前です(旧ブログ時代から通算すると)。

そして、株式投資のブログ記録に転換しました(2009年ごろ)。
株式投資もスタイルが固まってきて、現在のブロガーに落ち着きました(2011年末から)。


旧ブログ時代は、まだ株式投資は冬の時代だったこと、アメリカ株投資もそんなに広まっていなかった(と思う)。

しかし、ここ23年は、連続増配投資/配当金再投資をつづるブログが増え(たと思う)、私もメディアから取材を受けたりして、それが影響で始められた方もチラホラいらっしゃるようで(そういう人のブログを読むと自分よりも圧倒的に優秀な方が多かったりするので恥ずかしいのですが)、自分の感覚としては他の方のお役にたっているのかな、と思うことも増えてきた。

自分勝手に書いていたものが、人の役に立っていた、というのがブログをやっていてよかった・うれしいな、と思えることかもしれません。

一方、時折子供ネタのような個人的な「ボヤキ」「愚痴」に関する記事を書くことがある。最初は、正直ブログでストレス発散をするような感じだったが、なぜかPV数が伸びる。同じような境遇の方が多いのかもしれない。

多分、このブログのコア読者の方は
30代~50代、それなりの企業の中間管理職やその一歩手前、経済に関する知識・関心度合いや年収も平均的なサラリーマンを上回る、英語もそんなに苦にならない人

又は

日本株投資では自分なりのスタイルを確立し、それなりのリターンを実現しているものの、外国株はちょっと苦手だけれど、やってみたいので参考にしたい人(要するに投資熱心な人)
ではないかと思う。

さすがに、「これから投資を始めたい」という人はとっつきにくい可能性が高い。私も投資初心者に「簡単、誰でも、すぐに、楽ちん、もうかる、ほったらかし、3000円でスタート」なんていう気はさらさらありません。

むしろ、株式投資も勉強も仕事もスポーツ、趣味でさえ正確な知識、正しい努力、検証・反省・改善そして何より継続が大事だ、という風に思っています。

急に話題が変わりますが、

私はたぶんコア読者層や同年代の平均的な人より医療関係には知識・こだわりがあります。

それは、ちょうど3年前の今頃、がん宣告を受け、抗がん剤治療を行ったことがきっかけです。悪性リンパ腫という血液がんです。非常に簡単に言えば、リンパ球ががん化して、腫瘍化する病気です。白血病の弟分の様な病気です。

内科の病気なので、手術ではなく約半年間の抗がん剤治療+放射線治療を得て、現在寛解に至っています。2014年の3月に治療スタート、9月に寛解診断を経て職場復帰をして現在に至っています。

寛解とは、「現時点ではリンパ腫の症状は見られません」ということです。この状態を5年間キープ出来て初めて、完全寛解=完治と医学上認められるようです。しかし、生涯再発の可能性は否定できません。再発のメカニズムは科学的にわかっていません。

要するにがんサバイバーです。

それ以降は、自分の関心事は仕事、経済、株式、家族に加え健康・医療になってしまいました。

現在の医学では、悪性リンパ腫の再発は事前に防ぐことはできませんが、それ以外の病気(いわゆる生活習慣病といわれる高血圧、糖尿病や消化器系・呼吸器系の各種疾患)は自助努力で回避できる可能性は高いので、文字通り生活習慣を大幅に変えました。

何が言いたいのか、と申しますと、現役サラリーマンのうちから、医療制度や健康などにある程度知識を持っておかないと、イザとなるとパニックになってしまいます。

単なる自己満足かもしれませんが、読者の方にそういったことをできるだけ回避していただけると、いいなあ、と思い、ヘルスケアネタを増やそうと思っています。

冗談ではなく、私もそうでしたが、突然、宣告されます(もっとも確率論だけ言えば現在4020年後診断確率7そう)。そして、もし仮に「手術はもう手遅れです」なんて言われると、川島なお美さんのようになってしまっても、仕方がないかもしれない、と個人的に思います。

ブログの読者の方はリテラシーが高そうなので、少しでもお役立てできればいいなあ、と思います。桑田佳祐さんと中村勘三郎さんは同じ食道がんでしたが、結果は対照的でした。桑田佳祐さんのように(少なくとも表面上は)冷静な対応ができた方がお得だと思います。

とはいっても、このブログのメインは株でこれが8割以上で家族や医療健康ネタは1割から2割程度にしようかと思っています。

尚、治療中の時期に主に以下の別ブログを書いていましたので、臨場感ある治療経過をお知りになられたい方が仮にいらっしゃればご参考にしてください。私も例外なく、最初のころはパニックになっていました。知識があれば、パニックの度合いを軽減できるのではないかと思います。



今後ともよろしくお願いいたします。
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4 件のコメント:

  1. こんにちわ。
    このブログの数年来のファンで、大変お世話になっています。
    (実は、以前より上記ブログも存じ上げていました。)
    私はアラフォー、内科の勤務医ですが、2010年に大腸癌を発症しまして、現在も化学療法中の身です。
    ある日、突然宣告される、は経験しないとわかりませんよね。
    (する立場とされる立場、両方の気持ちがわかります)
    今後とも楽しみに読ませていただきます。
    よろしくお願いします。

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    1. >する立場とされる立場、両方の気持ちがわかります
      患者の気持ちがわかるお医者さんって、ものすごく貴重な存在だと思います。
      お互いの分野で今後とも励まし合っていきましょう。
      こちらこそよろしくお願いします。

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  2. こんにちは。 はちどうきゅうどうと申します。
    このブログを知ってからのファンでして(2014-15年頃)、トップページにある長期投資で受取配当金を効率よく増やそうシリーズは繰り返し拝読・復習しています。
    私は増配銘柄への投資をしていますが、それらの記事の影響から開始したといっても過言ではありません。

    がんサバイバーでらっしゃった事は初めて知りました。
    いちファンとして、gonchan0810さんの今後もブログを楽しみにさせて頂きます。

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    1. 8do9doさん、コメントありがとうございます。
      いつもツイッターもご覧いただいて、ありがとうございます。

      実は、うちの息子が、高校から弓道を始めており、写真を拝見して、おっと思っておりました。
      朝から晩まで、勉強に弓道に明け暮れているようです。

      なかなか的に当てるのは難しいようで、県大会の予選レベルだと8本打って4本当れば、まあまあ、みたいな感じのようです。
      やろうと思えば生涯できるスポーツなので、頑張りなさい、と言っていますけど。

      今後とも増配株投資を続けて行きますので、よろしくお願いします。

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