毎朝参考程度に読んでいます。まあ、常識的な解説で良心的だと思います。「中小型株で年率20%以上のリターンを必達」という方には面白くないかもしれませんけど。
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結論は
- 日経平均は17,000~22,000
- ドル円 100~123
- 日本株は安い。高配当利回り株に買い
- 成長テーマを見極めて中小型株に注目
リスク要因は
- 反グローバル化の流れ(2016年はBrexit、トランプ政権誕生と来たので、ドイツ・フランス他EUは大丈夫?)
- 地政学リスク:中国海洋国境問題、テロ
- 金利上昇
- 円高反転
私の感想では、正直ボラティリティが大きく「よくわからないけど、そんなに悲観しなくていいんじゃない?」とおっしゃっているというもの。
ただ、彼は楽天のHPで一貫して、「トランプラリーではなく、景気回復のラリーであり、さらにトランプの施策が加われば、まだ上がる余地がある」と言っている点は他の予想屋さんと違うところです。
需給からみても、トランプラリーで買ったのはヘッジファンドで、年金資金や昨年は売りに回った産油国のSWFの買い戻しが入りやすいので、上昇余地があると解説していました。
また、これも以前から彼の自論なのですが、エネルギー安の恩恵を受ける時期に差し掛かってきた、というもの。資源輸入国側でもエネルギー在庫の評価損も終わって、安い原油価格を使えるので、消費に回しやすい環境だ、と。
さらに、過度な円安になると、トランプさんの怒りを買う可能性もあるので要注意だ、購買力平価を+20%超えた円安は過去に、米国から文句を言われた経験があると。
これまで、伊藤氏、竹中氏、堀古氏とみてきて、窪田氏も加えれば総じて、
「1年終わると、多分まずまずの相場だけど、途中は山あり谷ありだ。年後半要注意。円安は当面継続しそうだけど、トランプさんの気分次第だから彼のご機嫌取りを上手にね」
こんな感じかなあ。そう考えると、安倍さん、賢いなあ。ご機嫌取ってたなあ。
これから何が起こるかの頭の整理には役に立ちました。実際相場がどう動くかは別問題ですね。
個人的には最近同じパターンなのですが、10月から11月あるいは12月にかけてガガっと投資して、夏ごろまで自己資金が枯渇してしまっているので、指をくわえて相場を眺めて、秋ごろまた資金を投入する、という感じになっています。
秋に投入するのは、その前後からラリーがあるというのが多いパターンです。しかし、ここ2年は年初にガクッと落ちて、その後回復し、上昇するというパターンが来ています。年初がその年の最安値だったりするので、むつかしいですねえ。2017年も現在ほぼフルポジションになっているので、下がってほしくないなあ。
あとセゾン投信の中野社長は割愛します。話の内容が自社投信の宣伝めいたことだったので。
例えば
これから資産運用は投資信託が主役で適正な報酬は許容されるなんて、周回遅れのようなことを言っていましたよ。アメリカでブラック・ロックとバンガードの仁義なきETF競争とその報酬の削減競争を知っていたらそう思うはずですよ。
なぜならアメリカでは、投資アドバイザーは受益者のメリットだけにフォーカスした助言をやらないと罰せられるようなルールが出来つつありますから、「市場連動・コストが安い」というのは必要十分要件なのです。楽天で山崎元さんが盛んに言っていることと同じでしょ。
草食投資隊とか言って、藤野氏とご一緒だったので面白い話を期待してたんですけど。
投資判断は、個人でお願いしますね。
応援お願いします。
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