今、決算をざっと見て、今後の投資方針を練り直しているところ。
「投資方針」といっても、買い増しをすべきか否か、を検討する、といったほうが正しいかもしれない。
個人的な備忘録です。
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Black Rock
ETFの信託報酬率の引き下げ、株式から債券に少し残高が移ったなどやや逆風があるものの、それなりの決算だったと思う。9%の増配を発表しており、Good!
引き続きホールド。株価が急落するようなことがあれば、買い増しも可。ボラティリティが大きい株なので、その可能性はなきしもあらず。しかし、下値$350ドル台が定着してきた感もある。
IBM
前回、書いた通りだ。個人的にはネガティブなのだが、どういうわけか大手証券会社のレーティングが良く、株価が回復している。もっとも、ダウ平均との相対的なPERが低い(12倍~13倍程度)ので買われているに過ぎない、という見方が出来なくもない。
Cognitive Business とレガシービジネスの入れ替わりの過程で、前者の売上高が逆転しつつあるが、利益率が下がっている点が気になる。
トランプ政権誕生で、米国内での設備投資が活発化すると予想される中、業績が上向きにならないのなら、と考えてしまう。今のところ我慢。
AT&T(T) Verizon(VZ)
Tはタイム・ワーナーとの合併にトランプ大統領が不快感を示すなど、戦略面で雲行きが怪しいが、株主的にはあんまり好ましいM&Aだとは思っていないので、密かにトランプ大統領をこの一面では応援してしまったりする。
この2銘柄に関していえば、トランプさんが法人税の減税を行えば(テレカンを聞いている限り、経営陣の減税に対する見通しは既成化しつつある)、恩恵を受けやすいはずなので、(大半のビジネスが米国内だから)、株主還元も受けやすい、と考えている。
業界は、VZとTが高品質で信頼性が高いキャリア、スプリントとドイツテレコム(この2社はアメリカでも、政権交代により、合併するだろうとうわさされているようだ。孫さんがトランプタワーまで出向いた甲斐があったというものだ)が安売りで契約者の数を増やそうとしているという二極化構造が出来上がりつつあるようだ。
したがって、TやVZはデータ通信だけでなく、メディアやコンテンツまで囲い込んで差別化しようと考えているようだ。
一方、スプリントとTモバイルの安売り攻勢は、販促費用がいつかは続かなくなるので、やすかろう悪かろう、通信という位置づけで生き残る、という考え方の様だ。孫さんのいう、iPHONEの購買力が高まる、とかいうのは、ハンドセットが昔ほど売れなくなってきているので、どうなのだろうか?
さて、TもVZも業績見通しがアナリスト予想ほどでもない、ということで株価が軟調の様だ。上記の法人税減税期待とかけ合わせれば、買い増し候補として考えていこうと思っている。
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