2017年7月16日日曜日

子供の教育費のかけ方




いまさらながら考えさせられる。大雑把にいうと、

教育は非常に大事だから、金に糸目をつけずにどんどんかけるべき
一方
子供の教育費は是々非々で、かければいいってものではない

という2つの考え方がある。私の周りは結構前者の方が多い。おそらく当人も十分な教育費をかけてもらっている可能性がある。

世間ではやっぱりこんな感じらしい。
「親が貧しい子」は勉強でどれだけ不利なのか(東洋経済オンライン)


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私はどちらかと言えば後者である。

ただし、本人にそれなりの覚悟があれば、糸目をつけずにかけてもいいと思っている。要は本人のやる気が前提と考えていた。自分の場合、親から言われて勉強した、という記憶があまりないからだ。

したがって、中学入試も何もしてこなかった(本人も別段興味がなかったが、興味を持たせる努力も親はしてこなかった)。

しかし、周りでは中学入試で早慶あるいは有名私立進学校に行く人が多く、「行かせた方が良かったのか」少し考えたこともある。

結局、長男は今、私立の高校に通うことになってしまったが、どうせ勉強するのなら早い方が有利であることはわかりきったこと。

もちろん本人の自覚の問題もある。私の部下の男性はWの政経出身だが、中・高校は実業だったそうだ。彼は小学生の時からWに行きたかったので、親に頼んで塾通いをしていた、と言っていた。

また別の者はT大経済だが、小学生のころからサピックスに入りびたりだったようだ(彼の少年時代は東洋経済の記事に限りなく近い)。

要するに自発的に勉強していたのだ(この2人は仕事も優秀でさすがです。私は経験以外で勝てるものはありません)。

親の持って行き方か本人の自発性か、双方か、最後は本人がどうしたいのか、という点は重要だと思うが、これまでの方針が良かったのか悪かったのか?

今後どうすべきか
親としては、学歴とは、スタートラインに立つ位置を決めるもの、という程度にしか考えておらず、たとえスタートラインのやや後ろ位なら挽回可能性があると思っている。
(学歴関係なく成功する人もたくさんいるけど、確率論ですね)

マラソンでも、後半追込み型の人もいますので。むしろ社会に入ってからの勉強の方が大事かなと。

したがって、一定以上なら、どこの大学というより、得意なもの・強み・興味があることなどを考えて、それを生かせる道に進んでくれると、それでよい、と思っているので、下宿なんぞもってのほか(千葉からだと、いかなる学力でも自宅通いができる範囲に学校は存在する)と思っている(本人は下宿したそうだが)。

一応、子供には二度ほど「どうしてもやりたい学問をする大学が自宅から通学できないのなら良いが、それ以外は不可」と言ったことがある(文系だと、そんな学問は多分ないだろう)。

要するに、学費支援のうち、下宿代まで支援すべきか、という点に落ち着くのだが(奨学金という手もあるけど)。

子供たちの合格体験談などをざっと見ていると、親への感謝の例として、「とにかく黙って応援してくれたこと」などが上位にあるので、子供の希望への全面支援がいいのか、などとも思ってしまう。

あまり言うと角も立つし、言わなければ子供が世間知らずなことも言い出しかねず、バランス感覚を図りかねている。子供の言いなりは不本意だし、押し付けがましく言って、やる気を削いでもいかんし。

甘やかしすぎと押し付けすぎのバランスがまだ自分自身でわかっていない。

首都圏に住むものが文系で、下宿までしていく価値が今の日本の大学にはないだろう、というのがこのロジックの根底にありますが、実際のところはどうなのだろうか?また、世間の親御さんはどういった対応をされているのだろうか?

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4 件のコメント:

  1. はじめまして。大変興味深く拝見しました。私の息子は中1、小一なので、まだまだ先の話ですが、一応一人500万円を準備しました。当然公立オンリー、実家暮らし前提です。よかったら弊ブログもご覧ください。http://tatsuzou12.hatenablog.com/entry/2017/07/15/094725

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    1. tatsuzouさん、コメントありがとうございます。
      私も本人の自主性に勝るものはないと思います。

      ただ、現状、実力と本人の理想が離れてしまっていて、なかなか自分を客観的に分析できていないようで、困っています。
      高校入試の時も、ややランクの高い公立に固執した結果、滑り止めだった私立に通う結果になっており、自主性に任せっきりで、親の負担が想定外になってしまった以上、ある程度介入せざるを得ないという状態です。

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  2. いつも拝見しています。教育ネタは少し先を行く方の悩みどころが良く解り参考になります。
    私も中2小5の子供を持つ親として今後の教育費には戦々恐々としていますが、夫婦どちらも大学時代を地方で下宿生活で過ごし、それはそれで自立するための良い機会であったと考えています。(親は大変であったとは思いますが)
    ただ妻は某巨大私大、私は地方の国大で、先日ウェブで同等学部の現在の学費を調べたところ私大は年間120万ー150万程度、国大は半分くらいでした。(学校や学部によって大きく変わるでしょうし、さらに入学時の一時金や寄付金等は別途あるのでしょうが。。。)
    そういう意味では国公立を目指し、可愛い子には旅をさせるのも選択肢の一つかもしれません。我が家も首都圏在住ですが、ずっと公立で行ってくれると助かるなあと、密かに祈っています。

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    1. らきさん、コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、私の大学の友人も似たようなことを言っていました。自立する機会、と言われると、確かに、という反面、社会人になってからでも、十分その機会は来ますし、学生でなければならない、ということも思ってしまいます。

      どうしても下宿せざるを得ない、正当な理由があれば容認しますが、単に親元から離れたい、という理由だけではやはり容認しがたいというスタンスは高校を私立に通わせた以上(高校が公立なら、その差額で大学4年間は下宿できたはず)主張するつもりです。

      貴重なコメントありがとうございました。

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