2017年7月20日木曜日

Kinder Morgan Inc.(KMI) 増配と自社株買いを計画




KMIの決算発表があり、

2020年までに配当を150%増やす
$2Bの自社株買いを行う
とアナウンスした。株価はアフターマーケットで4%以上アップした


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以前から、株主還元の再開は、借入金のレベルが落ち着いたらやりたい、と言っていましたが、まさかこのタイミングで。

そもそも、配当をカットせざるを得なかったのは、業績ではなく、資本市場の環境が悪化したことが第一だった(もちろん業績も多少は影響したが)。

米FRBが国債の買い進めをやめて、利上げ時期を巡って交錯していた時期と、原油のだぶつきが表面化した時期が重なって、増資が出来なくなったからだ。

今回、FRBは国債残高を減少させる意向を表明し、早ければ9月ごろからと言われている。バーナンキ前議長時代に、国債残高の増加をストップと行った時に市場は大混乱を巻き起こしたので、今回もあり得るか、ということが注目されている。

(FRBは市場に混乱を起こさないために、どのくらいのペースでEXITするかもあらかじめ開示している)

最大の受注残であったカナダのトランスマウンテンパイプラインをIPOと借入金で賄うことができたものの、正式着工には地元住民の同意などのカナダ政府の承認条件のクリアが残っている。

等の課題が山積している。

因みに、現在、年間$0.5ドルの配当を、2018年に$0.80、2019年には$1.00、2020年には$1.25とすると発表している。

カンファレンスコールの内容をまだ確認していないが、自分の腹はもう決まっている。

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