2017年9月17日日曜日

保有株の定期点検 その4 PayPal Holdings 1/2



久々のこのシリーズ。第4回目は、PayPal Holdings(PYPL)です。
サンノゼの本社
この銘柄は、唯一、私のポートフォリオの中で無配の銘柄です。配当果実が株式投資の目的である私がなぜPYPLを保有しているのか?

PYPLはご存知eBay(ヤフオクのアメリカ版です)に買収された企業として存在していました。eBayの出品者と買収者の資金決済の手段としてPYPLが用いられていました。

そのeBayはリーマンショック後に割安株と色んなファンドマネージャーが言っていました。

その後、あのカールアイカーン(企業乗っ取り屋と恐れられている)がeBayの大株主となって、PYPLの分割を主張し、eBayがその主張を受け入れました。

したがって、PYPLがスピンアウトすることが分かったことと、PYPLの将来性がFintechなので直感的にイケる、と思ったので、買ったというわけです。スピンアウト後、eBay株を売って、PYPL株を買い増しし、今日に至っています。

PYPLはeBay外での取引も広がっていたので、独立も機が熟していたのかもしれません。


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PYPLの仕組みは簡単に言うと、

PayPalに口座を開設し、クレジットカードを登録すると、PayPalを通じて、通販などと買い物ができるというものです。

私も含めて、フツーは通販サイト(例;楽天)にクレカ情報を登録しておけば、それで買い物ができるのですが。相手がもっと小さい商店や個人などでカード情報が洩れるのではないか? といった懸念がある場合、クレカ決済はいやだというような場合にPayPalはそのニーズを満たします(だからeBayで役に立ったわけですね)。

これで中小零細商店も個人とネット決済がやりやすくなる、というのがメリットで、今ではこれが広がって、様々なサイトで使えるようになっているようです。

PayPalを語るのには本家PayPalサービスのみならず、ほかの決済サービスも子会社として経営している点です。日本ではたぶん使えないと思いますがVenmo、Xoom、などです(私も詳しくサービス内容がわかっているわけではない)。

Venmoはスマホのアプリで、個人間の送金などに用いられるようです。仲間内の会費や割り勘などの集金などの時に、用いられるようで、若い世代に人気のようです。

XoomはスマホやPCを使い、国際間の資金の送金を可能にするサービスのようだ(たぶん日本ではだめ)。これが決め手となって、私はWestern Unionの株を買わなくなった。

あとは、小口商店などへのクレジットファイナンス(早い話、クレジットカードの決済までの融資)などもやっているそうですが、投資家にはウケは良くないです。

株価推移

eBayから分社したのは2015年7月でした。確か40ドル前後だったと思います。
その後、株価は一時30ドル近くまで落ち込み、「失敗したのかな」と思いましたが、ビジネスモデルの優位性に自信があったので、我慢してホールドしていました。

2017年に入って、突然目覚めたように株価が上昇し始めた、という感じです。

長くなりそうなので、財務等は次回に。

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