2016年1月5日火曜日

12月30日時点のTOPIXバリュエーション

恒例化しつつあります。

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TOPIXの予想PER16.6倍、PBR1.2倍、予想配当利回りは1.88%となっています。
参考までにS&P500の同指数も掲載しています。TOPIXとの比較では、PBRが倍以上違いますね。株主還元の差だと思います。

TOPIXの配当利回り1.88%も国債10年利回り0.28%程度と比較すると圧倒的に好利回り・高利回りだと思います(しかし、株の配当利回りで1.9%は絶対値としてはそれほど高いとも思わないなあ)。

毎回、この表ではTOPIXとそれを構成する業種別のPER等を掲載しています。
平均値16.6倍を超えるとオレンジ系、以下だと青系の色を付して、割高感・割安感を示すようにしています。
また、黄色のハイライトはPERだと10倍以下、PBRだと1倍以下、配当利回りだと2.5%以下のセクター平均値を示し、各指標における割安感を見ています。

今回、社数に紫のハイライトを付し、社数が100以上を示すようにしました。一方、10社以下はやはり黄色でハイライトを付しました。

S&P500と違い、業種区別が複雑雑多なTOPIXでは、100社以上の企業がある業種と10社以下の業種がありますね。100社以上も社数があれば、平均値はかなり「こなれ感」が高いように感じます。

一方、10社以下だと、大きな時価総額1社が指数を左右するケースもあるので慎重に見たほうがいいかな、と思いました。

このように考えると、小売業、食料品辺りは他の業種比較では、割高感が出ますね。どちらも従来から割高感が強いのですが、ビジネスモデルがわかりやすい(よく知っている)、月次報告などが開示される、「爆買い」可能性などがあるのかもしれませんね。

医薬品も相変わらず高いですね。武田薬品工業、エーザイ、第一三共など大手はそんなに見通しが明るくないですし、見通しが明るい小野薬品工業辺りでも、PER178倍って、そこまで買うかよ、って感じですね。
がん免疫療法の火付け役で、「オプシーボ」の適用拡大可能性が広がっているのは理解しますが、それでもそこまで、って感がありますね。

小野薬品工業は10年ほど前、米国のブランデスという機関投資家から「もっと配当しろ」といわれてしどろもどろしていた会社ですが(当時は新薬開発がうまくいかず、特許切れの長期収載品ばかりの売上高構成だった)、今ではアメリカのバイオベンチャーをしのぐ評価となっています。
かつては、フランクリンインベストメントも買っていたんですけど。

そのように考えると、銀行株は本当にサッパリですね。持ち合い株の処分が進まないとか、フィンテックに業務が食い散らかされるとか、BIS規制が厳しいとか、日本企業の投資意欲が増進しないとか、そんな感じでしょうか。


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