2016年1月19日火曜日

ココイチカレーの産廃物再販事件に見る日本の食の安全性

壱番屋カレーのフライの再販事件はすでにご存じのとおり。



スポンサーリンク


個人的に懸念しているのは、こういった個々の事件は比較的頻繁に発生しているにもかかわらず、「国産神話」「日本は安全・高品質」といったステレオタイプな発想も広く浸透していることです。
この裏返しとして、中国を中心とした新興国ものへの懸念を取り立てて大きくクローズアップする風潮です。

私見では、「あまり他国のことを偉そうに言えるものでもない」ということが言いたいのです。

確かに相対的には日本製の方が中国製より安心・安全である、というのは同じ意見ですが、だからといって、中国産を必要以上にバッシングする風潮もいかがなものか、というものです(今回の件は中国と全く関係なさそうですが)。

こういったものは、ケースバイケースで見ていきたいですね。

日本だって、古くはイタイイタイ病、森永ヒ素ミルク事件、O-157事件(カイワレ大根生産者がひどい目に逢った)、雪印の表示偽装、日本ハムでも同様の事件が発覚(雪印は経営破たんした)、最近ではイオンの牛肉納入業者による産地偽装や名門赤福餅の賞味期限切れ製品の再販事件など都度世間を騒がせたものはありました。

特に産地や賞味期限の表示偽装というのが繰り返し出てくるような感じがします。

食品系の経営者さんの声をよく聞いていると、「食の安心・安全」を確保する(そのためにかつてはISOとかHACCEPの認証取得がブームになっていました)という点に、大変苦心されているように思います。

それはこういった事件で、結局は消費者マインドが萎えて、業績に跳ね返ってくることが多かったからです。

東芝のような「決算の偽装」もアレですが。。。

繰り返される食品安全性問題に「日本製は安心・安全」という風潮に傷つかないことを祈ります。せっかくの爆買いブームなのに。

(壱番屋のことではありませんが、不思議と、日本のモノに対する信用は強いのですが、同じモノを作っている会社の経営陣への信頼が低いのですよね。日本らしいといえばそれまでですが)


応援お願いします。

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
スポンサーリンク








0 件のコメント:

コメントを投稿