2016年1月6日水曜日

S&P500 セクター別バリュエーション(予想PER) 12月30日時点

これも恒例化しつつあります。


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S&P500全体のPERと順位は先月と変わらず。
アメリカのセクター基準は日本の業種区分と違い、かなり大雑把(いかにもアメリカン!)で、多少の例外を除けば、おおむね1520倍のレンジに収れんできそうです。

もちろん細かく見ていくと、成長企業と成熟企業、さらには業績不振企業では差があるのは事実だとは思いますが(例:Facebook35倍、マイクロソフト:17倍、IBM9倍)。

エネルギーや生活必需品(Consumer Staples)は株価全体が上がったのかもしれません。
エネルギー株が下がり切らない理由はなんとなくわかるような気もします(エクソン、シェブロン、コノコなどの超大型株の占める割合が大きいのかも)。
これらの企業は配当を死守するでしょうし、経営もしっかりしているという前提があるのかもしれません。自分もその一人です。

ただこうやって冷静に見ると、S&P500平均より高いPERのセクターはエネルギー、生活必需品、一般消費財(Consumer Discretionary)の3つだけですね。社数はそんなに多くなさそうなのですけど。なぜだろう?

日米とも金融は不振ですね。情報通信はスマホが飽和しつつあって、EPSの成長率が鈍化し、料金競争が激しくなる懸念などがあるのかもしれませんね。各社とも配当利回りが大きくなっていますので。
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