2016年1月9日土曜日

配当貴族銘柄 C.R.Bard 43年連続増配 #26 S&P Dividend Aristocrats その1


CRバード(BCR)は医療機器メーカーです。43年連続増配中の配当貴族銘柄です。
血液血管系、泌尿系、がん、外科手術用機器などを取り扱っています。

日本では小林製薬が当社と50%の合弁会社メディコンを通じて営業活動を行っているようです。おそらく小林製薬の流通網をメディコンが利用しつつ、小林製薬も当社の技術を習得しよう、という魂胆だと思います。


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財務内容はこんな感じ。

売上高は堅調に推移しています。利益のほうは、2013年度に電子生理学事業の売却益が入っている点、2014年度はその売却益がなくなっている点などでやや凸凹した状況になっています。会社発表の調整後一株当たり利益は以下のような感じです。

2012:$7.22 (会計上は6.16
2013:$6.51 (同8.39
2014:$8.40 (同3.76

株価は調整後EPS(実績ベース)で22.7倍となっているため、投資家は調整後利益を織り込んでいるようです。

EV/EBITDA倍率も14倍となっています。
株式評価は総じて少し高そうな印象です。

Operating Income Margin20%を超えるのはまあまあいい線、治療向けの医療機器メーカーの水準をクリアしていると思います(JNJ、メドトロニック、ベクトンディッキンソンなどのレベルでは?)。

借入金の水準も問題ありません。
ROE15%を超えるため、Economic MoatNarrowがついています。

自社株買いの勢いがすごいですね。FCF Yieldがかなり高いので、余ったお金はジャンジャン自社株買いをしているように見えます。

配当性向は20%台前半で、今後も配当を継続していく余力が十分あると思います。

配当貴族銘柄なので当然だと思いますが、財務的にはVery Goodな会社だと思います。

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