2016年6月15日水曜日

大リーグ イチロー選手の安打記録についての雑感

日米通算4,255安打とメジャー3000本安打の記録に限りなく近づいているイチロー選手(615日現在)。
今、日本のマスコミがもっとも騒いでいる3人の一人でしょうか(イチロー、錦織そして舛添)。

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4255安打を達成すれば、元大リーグの名プレイヤー、ピート・ローズ氏に並ぶということで、大いに(日本では)盛り上がっています。

一方、ローズ氏はメジャーオンリーで4255本を打った自分と日本のプロ野球記録を合算したイチローと比較するのはおかしい、というコメントを残しています(確かにメジャーの新人王の資格は日本のプロ野球の記録を除外していますからね)。

私自身、これまではイチローの記録にはあまり関心がありませんでした。むしろ元ヤンキースの名選手だったデレク・ジーターのように記録はそれほどでもなくても、記憶がすごい選手に価値を見出すようなタイプです。

しかし、ここ数年のイチロー選手を見ていて思いが変わってきました。

彼はオリックス、マリナーズ時代は紛れもなく中心選手でした。

しかし、マリナーズからヤンキースに(志願したらしいが)移籍して、状況は変わりました。ただの一メジャー選手に下がってしまいました。そのヤンキースもクビとなってしまい、マーリンズに移籍しました。

おそらく、その時点で40歳を超えたイチロー選手とメジャー契約を提示したのがマーリンズしかなかったのでしょう。

しかし、そこでも彼は独特の存在感でチームをけん引していきます。
チーム内の序列は、レギュラーとは言えませんが、守備では未だに全盛期時代と変わりませんし、走塁も同様です。

与えられた場で、全力を尽くして、きっちり結果を出して存在感を示す、これをどのようなチームでも、どのような相手でも、どのような報酬でも(たぶん全盛期の何分の1の年俸だと思う)しっかり果たす、というのはなかなかできることではないと思います。
(もちろん、記録達成が彼のモチベーションになっている可能性はあるが)

これは自分がサラリーマンとして、それなりの年齢になったので、余計に感じます。
若いころはできたけど、今更そこまで気合が入んないんだよなあ~、なんて思うことも正直ありますしね。

給料やボーナスをカットされて、それでも今まで以上に働け、と言われてもなかなかできることでもないでしょう。


イチロー選手を見ていると、そんな自分が恥ずかしくなってしまいました。

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