2016年12月1日木曜日

第三四半期決算が終わって勝手にレビューしてみる その4 ハイテク

正直に申し上げると、今一番頭が痛いセクターだ。
 (参考)

 

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キンダーモーガンは配当を引き下げたけど、天然ガス・原油という不可欠な資源の輸送手段としてのパイプラインを牛耳っている点は変わりなく、エネルギー消費の将来性も堅そうだ。そういった中で競争力を保っている。したがって、我慢して保有している。

しかし、このハイテクセクターは技術的に日進月歩で、今までの技術が将来も通用するとは限らない、ということを改めて思う次第です。

IBMのクラウド変身戦略は、戦略の方向性として正しいと思うが、競争相手にアマゾンやグーグル、マイクロソフトというのはなんとなく分が悪いような気がしている。

特にアマゾンは利益度外視(度外視ではないと思うが、投資家の利益に対する見方が寛容である)で勝負してくる点など利益重視のIBMからみれば、玉砕攻撃に見える。

そこにヒューレットパッカードやデルコンピュータも加わり、激戦が予想される。

シスコシステムズも同じようなものだ。データセンター、クラウドのサーバネットワーク事業にもいろんな競合が引き締めいていて、さらに、ネットワークの制御にソフトウエアを利用するなど、事業環境が大きく変わっている。
とはいっても、中期的にはゆっくり着実に増収増益で来ているのはまだ救われる(あれだけM&Aをやっていれば「増収」はできるだろう)。

どちらも、まだ強くていいところは残っているので、辛抱強く「環境変化への対応」を待っている状態だ。
数年前から言われていたこと、といえばそれまでですが。

クラウドやセキュリティの分野に投資しない、というのも愚の骨頂のように思えるが、あえて苦手分野に手を出さない、というバフェット的な投資も考えてみる価値がある。


とはいっても、もうしばらくこの感じでホールドしていきたい。

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