楽天、通信事業本格参入 守りの多角化か？

楽天が通信事業に最大6000億円をかけて参入すると発表。
楽天の勝負一手に市場が厳しい視線、株価正念場－競争懸念の通信続落　（ブルームバーグ）

これで私の通信ポートフォリオは大被弾(12月8日終値)。
KDDI　▲6.65％
NTT　▲5.39％

「ディフェンシブ」がウリの通信株とは思えない下がりっぷり。

楽天の参入で益々価格競争が激化するとの向きだそうです。

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確かに、ドコモ、au、ソフトバンクとも契約者の囲い込みを行っており（ドコモがTV通販会社や、らでぃっしゅぼーやを買収したり、最近ではKDDIが英会話のイーオンを買収するなど、一見非関連多角化で何をやってんだ、と思ったけど、彼らの戦略は一契約者からいかにたくさんキャリアを通じて決済させるか、による「経済圏」の拡大にある）、楽天もあせっていたのかもしれない。

独自経済圏は楽天の十八番だったが、ソフトバンクがYahoo! JAPANを使って、ガンガン囲い込みやポイント還元をやったり、auも（楽天やYahoo!と比較するとまだまだだが）追撃したり、楽天のポイント還元率が最近やたら高くなった気がします。

これらに対抗するには、実際自らキャリアとなって、コアの楽天ファンをさらに固定化する必要性を感じたんじゃないでしょうか？

すなわち、通信事業へ攻めの参入ではなく、守りの参入ですね。PC・固定通信の時代からスマホ・移動通信の時代であることと、3大キャリアの物販進出に焦りがあったのでは？

またアマゾンという通販業界の「巨人」もいますし。

個人的には楽天の財務が必要以上に悪化しなければ、ポイント還元率が高くなればそれだけいい思いが出来るので、歓迎します。

溜まった楽天ポイントでふるさと納税を使って、税金をセーブする、というのが私の基本的な楽天スーパーポイントの使い方です。

本当は、キャリア3社+楽天+アマゾン+その他（ZoZoTOWNとか）が力を入れると、一番打撃を受けるのは、リアル店舗なんですけどね。

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