この手の本を読むのは初めてだった。レビューを読んでちょっと読む気になった。
著者は黒川伊保子氏という女性で人工知能研究者だそうだ。1959年生まれなので、私より一回りも上のベテラン妻のようだ。
心理学的教養のあるベテランの女性が世のダンナ様に送る、夫婦関係の築き方を指南する本です。
私のように、女性のことに無頓着なダンナへの彼女からのメッセージは
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だってさ
なぜ女性脳は(男性から見れば)理不尽なのか?
黒川氏によると
そもそも女性は、自らの身を守らないと子供が無事に育てられないため、危険回避のためのネガティブトリガーのほうが発動しやすい傾向にある。哺乳類のメスは健康で快適な状態でないと子孫が残せない。種の保全は生物における最も基本的な本能である。
自分より力が強いものには特にネガティブトリガーを発しやすい。一方、全身で頼ってくれる小さなものにはポジティブトリガーが発動されやすい。「夫にはひどく厳しく、こともやペットにはベタ甘い」が母性の本体。
ただのわがままも常に自分を快適な状態において置かなければならない、という責任感から来る言動だ。
ちやほやされたいのも自分と自分の子供の生存可能性が確実にアップする。
というのが女性の本能のようだ。
なお
ネガティブトリガーとは、夫から見て、理不尽な妻の怒りの引き金のことで、妻の怖い、辛い、ひどいなどの嫌な思いが、何かのきっかけ(多くはダンナが妻に与えたネガティブな感情)で一気に爆発して、ずっと過去の体験を一気に展開してしまうような状況のきっかけ、という解釈になろうか。
例えば、ダンナから見ればちょっとした出来事で妻を嫌な思いにさせたときに、妻が激怒した挙げ句「あなた、私がつわりでひどくてフラフラだった私に、なんて言ったか覚えている?」と出産30年後にいきなり噛みつかれる、なんて様のようだ。
ポジティブトリガーはその反対で、母性本能をくすぐられるようなきっかけや、楽しかった過去の思い出に浸ることで機嫌が良くなる(そういったきっかけ)様を指すようだ。
例えば、結婚記念日に、思い出のレストランで食事をしよう、と1ヶ月前に誘ったとすると、女性はその日を楽しみにして、着ていくものや髪型をどうしようか、など勝手に自分で自分を楽しんでくれるらしい。
ネガティブトリガーを避けて、ポジティブトリガーを戦略的に創り出すことで妻を上手くコントロールしていこうというもの。
ただし、100%コントロールすることは不可能だし、仮にできたとしたら、「あの人、私なんていなくても十分やっていけるじゃない」なんて解釈されて、愛が覚めるらしい。
では、ネガティブトリガーが発動されたら(発動を予防するには)、どう対応すればいいのか?
それは共感している、理解している、寄り添ってくれている、と思ってもらえるような対応を取ることだ、とのこと。
「共感」は、今の若い人たちも「共感社会」と言われており、現代社会のキーワードであるものの、ロジカルシンキング全盛のサラリーマン社会(また、その合理性が最大の魅力の米国株に)にどっぷり浸った私のような男性には、実行が非常に難しい。
例題
妻が「子供をずっと抱っこしていて、腰が痛くなったよ」といった場合の夫の取るべき返事は?
答えは
3番とのこと。共感すればいい(ホンマか?)
妻は「ソリューション」ではなく、単に同調、共感、心で寄り添ってくれればいい、とのことだ。
ちなみに私なら2番と答えるだろう
毎日会社で、顧客には「ソリューション」を、上司や部下には「結論から先に、簡潔に述べよ」と訓練された身には、180度違う対応を強いられる。
長くなったので、具体的にどういったときにネガティブトリガーが発動され、男性はそれにどのように対応すればいいのか、ポジティブトリガーを活用する方法などは本書でご確認ください。
ちなみに、休日に家でのんびりくつろぐ癒やしの場、というのは母親の下にいた時代のことであり、夫婦となったときには、妻の家事を理解する、思いやる、などが要求されるらしい。
私は、とても合格点を与えられる夫ではなく、落第点、赤点レベルのダンナですが、熟年離婚しちゃうのかなあ?
- 女性脳の仕組みを知って、夫婦関係の戦略を立てよう。
- そのうえで【プロの夫業】に徹し、理不尽な妻の怒りを半分程度に軽減さよう。
- それによって、熟年離婚を避けよう。
- 健康寿命は離婚しないほうが長くなるし、長い人生はパートナーがいた方が楽しい
- 女性脳の仕組みを理解して活用すれば、女性なんて可愛いもの
- それでも収まらない理不尽な妻の怒りは愛情の裏返し、
だってさ
なぜ女性脳は(男性から見れば)理不尽なのか?
黒川氏によると
そもそも女性は、自らの身を守らないと子供が無事に育てられないため、危険回避のためのネガティブトリガーのほうが発動しやすい傾向にある。哺乳類のメスは健康で快適な状態でないと子孫が残せない。種の保全は生物における最も基本的な本能である。
自分より力が強いものには特にネガティブトリガーを発しやすい。一方、全身で頼ってくれる小さなものにはポジティブトリガーが発動されやすい。「夫にはひどく厳しく、こともやペットにはベタ甘い」が母性の本体。
ただのわがままも常に自分を快適な状態において置かなければならない、という責任感から来る言動だ。
ちやほやされたいのも自分と自分の子供の生存可能性が確実にアップする。
というのが女性の本能のようだ。
なお
ネガティブトリガーとは、夫から見て、理不尽な妻の怒りの引き金のことで、妻の怖い、辛い、ひどいなどの嫌な思いが、何かのきっかけ(多くはダンナが妻に与えたネガティブな感情)で一気に爆発して、ずっと過去の体験を一気に展開してしまうような状況のきっかけ、という解釈になろうか。
例えば、ダンナから見ればちょっとした出来事で妻を嫌な思いにさせたときに、妻が激怒した挙げ句「あなた、私がつわりでひどくてフラフラだった私に、なんて言ったか覚えている?」と出産30年後にいきなり噛みつかれる、なんて様のようだ。
ポジティブトリガーはその反対で、母性本能をくすぐられるようなきっかけや、楽しかった過去の思い出に浸ることで機嫌が良くなる(そういったきっかけ)様を指すようだ。
例えば、結婚記念日に、思い出のレストランで食事をしよう、と1ヶ月前に誘ったとすると、女性はその日を楽しみにして、着ていくものや髪型をどうしようか、など勝手に自分で自分を楽しんでくれるらしい。
ネガティブトリガーを避けて、ポジティブトリガーを戦略的に創り出すことで妻を上手くコントロールしていこうというもの。
ただし、100%コントロールすることは不可能だし、仮にできたとしたら、「あの人、私なんていなくても十分やっていけるじゃない」なんて解釈されて、愛が覚めるらしい。
では、ネガティブトリガーが発動されたら(発動を予防するには)、どう対応すればいいのか?
それは共感している、理解している、寄り添ってくれている、と思ってもらえるような対応を取ることだ、とのこと。
「共感」は、今の若い人たちも「共感社会」と言われており、現代社会のキーワードであるものの、ロジカルシンキング全盛のサラリーマン社会(また、その合理性が最大の魅力の米国株に)にどっぷり浸った私のような男性には、実行が非常に難しい。
例題
妻が「子供をずっと抱っこしていて、腰が痛くなったよ」といった場合の夫の取るべき返事は?
- 抱き癖がついたんじゃないか? 泣いても抱くのをやめたらどうだ?
- 明日病院に行って、腰を見てもらったら?
- 一日中抱っこしていたのか。そりゃ腰だって痛くなるよなあ。本当に大変だったんだね
答えは
3番とのこと。共感すればいい(ホンマか?)
妻は「ソリューション」ではなく、単に同調、共感、心で寄り添ってくれればいい、とのことだ。
ちなみに私なら2番と答えるだろう
毎日会社で、顧客には「ソリューション」を、上司や部下には「結論から先に、簡潔に述べよ」と訓練された身には、180度違う対応を強いられる。
長くなったので、具体的にどういったときにネガティブトリガーが発動され、男性はそれにどのように対応すればいいのか、ポジティブトリガーを活用する方法などは本書でご確認ください。
ちなみに、休日に家でのんびりくつろぐ癒やしの場、というのは母親の下にいた時代のことであり、夫婦となったときには、妻の家事を理解する、思いやる、などが要求されるらしい。
私は、とても合格点を与えられる夫ではなく、落第点、赤点レベルのダンナですが、熟年離婚しちゃうのかなあ?
応援お願いします。
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