2017年5月16日火曜日

配当利回りと配当の成長率の関係

配当金の積み上げを投資の目標に置く人が増えている(ように勝手に思っている)。
一株当たり配当金(DPS:Dividend Per Share)の成長率が高いと、ポートフォリオ全体の受取配当金の成長が早くなるように思えます。

例えば、AT&T(T)のように、配当利回りが5%以上あってもDPSの成長率が2%程度の場合、保有していてもDPSの増加が遅いため退屈で少しイライラするかもしれません。

一方、MaserCard(MA)やVISA(V)のように、DPSの成長率が10%を超えるような銘柄を保有すると、かなり得をしたような気がします。

したがって、DPSの成長率が高い銘柄を買いたくなる誘因にかられるかもしれません。

しかし、もし投資の目的が受取配当金の最大化であるならば、少し考えなおしたほうがいいかもしれません。


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仮にTやベライゾン(VZ)の配当利回りが5%でDPSの成長率が2%(アメリカのインフレ並み)だったとします(たぶん、今これぐらいだと思います)。

VやMAの配当利回りが1%、DPSの成長率が10%ぐらいだとします。

10年後の受取配当金予想額を比較した場合、前者が後者をまだ圧倒しています。

TのDPS成長率は、過去から考えて、まあ計算が付くと思います(33年連続増配)。しかし、VやMAが向こう10年間10%前後の増配率をキープできるかは、前者ほど確率が高くないと思います。

したがって、自分の投資目的が受取配当金の最大化か資産の最大化か、はたまたその中間かを意識して投資していくことが大事です。

本当は日本の証券会社でDRIPができると、TやVZ辺りは非常に着実な投資になりえるので、いいと思います。

次回、DRIPで投資しているTのこれまでの投資パフォーマンスを見てみましょう。

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