2017年5月20日土曜日

NISA枠を使って、いちごグリーンインフラ投資法人(9282)に投資

いちごグリーンインフラ投資法人に新規投資しました。NISA枠を使って。打診程度です。

表面的な利回りはいちごが約6.5%。購入単価91,000円、分配金予想額6,000円ちょっと(ざっくりです)。



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グリーンインフラ投資法人は再生可能エネルギーインフラに投資し、その収入を投資家に分配します。REITの仕組みを利用しており、利益の9割以上を配当に回しています。

いや、利益と減価償却費等内部留保のうち、更新投資等必要なキャッシュを除いた資金も分配金や自社株買いに活用することを規約で唄っており、アメリカのMLPのような仕組みになっています。

つまり、こんな感じです。
いちごグリーンインフラ投資法人のHPより
インフラ投資(当初は主として太陽光発電からスタート)なので、初期投資は重いのですが、いったん投資した後のメンテナンスは(普通であれば)軽微であり、減価償却費のうち現金として留保される部分が多くなっていきます。
更新投資等以外に利用しないキャッシュを積極的に投資家に還元する、というのがしくみの上で唄われています(新規資産の購入は主にPOと借入金で賄う)。

これは、言い換えると、減資(出資払い戻し)に相当するため、本来の意味での「配当金」ではありません。

したがって、先ほど「表面的な利回り」という言葉をあえて使ったわけです。

この出資額相当部分の分配金は、当初出資した簿価の減額という扱いになりますので、売却時に購入簿価が低くなるような計算式になります。

例えば、1万円で買い、分配金が500円だったとします。表面利回りは5%です。

500円の分配金のうち、200円は当期利益からの分配、300円は出資払い戻し相当分と仮定します。

すると、売却する際は、10,000300円=9700円が簿価になります。

売却時の投資口価格も1万円だった場合、10,0009,700円=300が課税所得になります。

結局、500円の分配金のうち、300円は課税が繰延られたにすぎません。

しかし、これにNISAを噛ませることにより、配当金の利益部分と売却「益」の双方が非課税になるのではないか、というのが購入の動機です(一応、いちごグリーンインフラ投資法人の目論見書にはこのように記載されていま(P228辺り)。同社に電話でも確認しました)。

さらに、5年後も投資口価格が横ばいで推移するのかって問題がありますし下落する可能性も十分あります。しかし、これは普通株への投資でも同じことですね。

太陽光発電は売電価格が下落して、マージンが薄くなって妙味がない、とする説もあります(パネル価格が安くなっているという説もあります)。

不人気な商品であることは承知ですが、投資資産がインフレしている今、小口でもいいので、こういったフロンティア商品に投資してみるのも手ではないか(リスクを取る)、と思った次第です。

それと、知り合いの不動産投資家は野立ての太陽光パネル案件に投資していますけど、彼は今だと太陽光の表面利回りは一口1500~2500万で10%~12%だというのです。

銀行等(金融公庫)から融資を受けて、実物資産を保有して(つまり資産税とか払って)、リスク分散のない投資をするのか、その半分強の利回りで、気軽に売買可能で、NISA口座の5年間の時限付で、小口簡単に投資するのか、を天秤にかけた場合、上場金融商品でやったほうが簡単、との結論に至りました)。

(もちろん実物投資は、パネル設備等が一括償却できるため節税メリットが非常に大きいという特典があるけど、自分には縁がない。一方、実物は20年後の「最終処分」をどうするのかって問題がある)

MLPと言えば、Kinder Morganで痛い目に逢いました(米利上げと原油価格の下落で、株価が半分ぐらいになってしまった)。

懲りないかもしれませんが、理論的には安定CF案件であり、再度挑戦するまでです(連続増配ではないと思いますけど、最終的にNISA枠の半分程度で、利回り5%~6%5年ならいいかな、と)。

比較的ローリスクですが、リターンもミドルです。当社の10か年計画もご参照
(あくまで、このまま自然体で10年経過すると、こうなる、というシミュレーションです)
当社HPから
タカラレーベンインフラ投資法人(9281)、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(9283)にも分散して投資するつもりです。そうすることによって、分配金を平準化して受け取る予定。

何となく、いちごが分配金に占める利益超過分配金の割合が他のインフラファンドより多い印象を持っています。


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