今月は少し動きがありました。全体としては堅調だったと思います。
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配当金
配当金
向こう1年間の予想受け取り配当金総額は、前月比+1.8%、昨年末比で+6.2%となりました。今年は+10%は厳しそうな感じです。
今月の増配
Dow Chemical $1.68→$1.84で+10%
Kinder Morgan $1.96→$2.04で+4%
Dowの引き上げは株主還元への強い意思表示の表れと同時に、ダニエル・ローブの影がちらつきますね。
そのダニエル・ローブ率いるサード・ポイントは日本のセブン&アイホールディングスに投資し、イトーヨーカドーの分離を提案した、と言われていますが、Dowのようなドラマチックなリストラをコテコテの日本企業に主張して、どこまで通じるのか見ものですね(もともと伊藤名誉会長とヨーカドーを救うために鈴木会長がセブンを使って買収したようなものですから。持ち株会社形成の時から、特にセブンの株主から疑問の声があったはず)。
鈴木会長は事業の運営は一流だと思いますが、株主価値創造の観点は?いかに。
しかし、ニッセンやデニーズ、西武百貨店・そごうなどセブンイレブン以外の事業でうまくいったのは弟分のヨークベニマルぐらいでは?
事業も誰でもみんななじみのあるものなので、日本企業と日本人にとって、アベノミクス後の「コーポレートガバナンス」が試されるよい事例かもしれませんね。
今月の売買
買い
フィリップモリス・インターナショナル(買い増し)。5年ぶり以上のポジション追加。ドル高の影響を除けば、Solidな経営状況だと思います。
さくらインターネット(新規) 個人で投資分析をやっている某アナリストが強く推薦するので、クラウド関連銘柄として打診買い。石狩に巨大データセンターを設置中で、その先行投資がまだまだ嵩むため、業績はやや波がある。
しかし、レンタルサーバや仮想サーバの需要は強く、売上高の伸びは当面堅調だと思われます(減価償却費が増えて減益とか借入金比率が上がる、とかそんなところがKPIだと思う。シンプルな事業だと思う)。
一つ気になるのは、DCが日本にある必要性がないため(今はそれなりにみなさんこだわっているが)、例えば将来、ウラジオストックにDCを作ったほうがコストは安くなるといった競合他社が出現して価格攻勢をかける、とかが考えられる。もちろんDCの品質が担保される前提だが、。
売り
トランザンクション 業績下方修正を出して、売っちゃいました。中間決算の時に「
大丈夫」と言い切っていたのに。円高には強そうな収益構造のようです。
子供の塾の冬期講習の値段を見てびっくりしました。今年は新規投資はむつかしいかなあ。
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