今、ITの世界では、ものに何でもネットで情報発信ができる機能を付けて(IOT)、クラウド上のサーバなどにビッグデータとして蓄積し、そのデータを解析して、将来の予測の手助けにする、という人工知能の開発が期待されている。
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持ち株のIBMもIBMの創業者といってもいい故ワトソン氏から由来が来ているのか、ワトソンというスーパーコンピューターを開発し、様々な治療データをぶち込んで、治療のパーソナル化を目指しているようだ。
しかし、人間の将来予測というのは所詮、「これまでこうだったから、今後もこうなる確率が高い」という程度のものでしかないし、それを超えた予知能力をコンピュータが持てるのかやや疑問だ。
おそらく、「今年の日経平均」をコンピュータに解析させる、とかいうのが出てくる可能性は高いだろう。その根拠は、マクロ見通しがこうで、アノマリーがこんな感じで、政策期待が持てるから 、そして過去同じような状況では日経平均はこうだったから、といった物以上の根拠があるのだろうか?
(プロの予測と変わるのか)
(プロの予測と変わるのか)
人工知能をどこまで信頼性が持てるのか、どの程度まで活用すればいいのか、それでリスクリターン・コストベネフィットが取れるのか、など本格的な活用にはちょっと長いような気がします。
人工知能も「プロ」という人間が作るモノですから・・・(投資の世界では「プロ」ほど怪しいものはないってか?)
人工知能も「プロ」という人間が作るモノですから・・・(投資の世界では「プロ」ほど怪しいものはないってか?)
もちろん90年代の後半に起こった(予想された)インターネット革命は今本格的に実現しつつあります(当時も携帯電話でいつでもどこでも何でも買い物できる日が来るなんて言われていましたが、スマホが本格的に利用され始めた現在なら納得できたりする)。
いつも楽しく拝見いたしております。人工知能の発展については目を見張るものがあります。ディープラーニングの進化のみならず、センサーやカメラの高性能化、クラウドなどデータ処理能力やデータ保存能力の向上等が組み合わさり、インダストリー4.0と呼ばれる産業革命乃至情報革命が起こっているものと考えます。トヨタも自前の研究所を設立しましたが、すべての企業が自前で対応できないので、ビッグデータ分析や情報コンサルティングサービスを提供できるIBM、グーグルははずすことのできない銘柄と思います。
返信削除コメントありがとうございます。
削除IBMは100年ぐらいの社歴やノウハウがあってのことですが、グーグルは設立からわずか20年程度でこの域に達するので、すごいですね。
ITの分野は常に何らかの新しい技術が話題となって、追っかけていて飽きませんねえ。
最近、人工知能や情報技術の発展に関する書籍を意識的に読んでいるのですが、自動化進展によりヒトの雇用は確実に奪われているような気がします。グローバリゼーションの進化により所得の減少、低迷が生じていると考えていましたが、情報化により必要な人員が少なくなり、リーマンショックなどの経済危機の後、景気回復しても失われた雇用は元に戻らない要因にもなっているようです。平均的な日本人は経済的に貧しくなっている気がします。そういう意味からも株式投資(エクイティの力)が重要な気がします。悲観的な見方ですみません。
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