成長戦略
スポンサーリンク
ご覧のとおり、売上高5%、営業利益10%の成長で、新商品を2016年までに30億ドルにするというのが財務目標となっています。
このうち、売上高成長率と営業利益額の成長率は、過去5年間は合格点を取っていますね。
顧客理解を深めるために、データ重視での商品開発や販促活動を積極的に行う、と言っています。「見える化」してITをガンガン活用するところは、アメリカ企業らしいですね。
モーニングスター社でも、インフレ率2%を前提とすれば、年率4%の売上高成長が可能である、もう1%はM&Aを効果的に織り交ぜれば5%成長は問題ないだろう、と太鼓判を押しています。
こういった栄養補助食品系や
こういう感じの食品が利益率も高く、成長率も高い辺りは日本と同じ事情でしょうね。
アメリカでの企業間の競争は日本並みかそれ以下かもしれません。株主価値の低い企業がHormelのような企業に買収されて効率化されるからだと思います。
日本では1ブランドで1企業、といった会社が食品系には多いような気がします。万年ん同じことを繰り返しているように、外部からは見えてしまい、キャッシュリッチだけど利益率が低い企業が多いです。
Hormelも豚肉、加工食品などを中心に同じようなことを繰り返してきましたが、買収やブランド化あるいは株主還元などを地道に繰り返してきたからこその連続増配なのでしょう。
同じ魚でも育った池が違うと成魚になると違った種の魚のようになってしまうようなものでしょうか。
やっぱり、Dividend Aristocrats 銘柄はこれですね。1999年からのグラフで少し物足りないですけど、十分魅力的だと思います。
当社の場合、加工食品という薄利なビジネスなのですが、コスト管理能力とブランド力などでしっかりマージンを稼ぎ、買収戦略なども加えて成長を持続させ、株主にもしっかり還元している、といういいサイクルで経営が回っている印象を受けます。
0 件のコメント:
コメントを投稿