トランプショック以来、ドルが急騰し、対円でも109円台にまで上昇している。
スポンサーリンク
トランプは米景気刺激策として、財政支出を行うとみられています。
公共工事の拡大と減税。一方、財源は赤字国債の発行だ、インフレだ、ということで、ぐずっていた金利が急上昇。金利上昇とともに「魅力的なドル」が買われる、という感じ。
目先はそうなのかもしれませんが、インフレが起こるということは通貨の価値が下がることを意味しますので、そのうちドル安に転じるのが理論と過去の歴史です。
そして、前FRB議長のバーナンキさんが国債の買取をやめると宣言した2013年ごろからのドル高で米国企業の収益は苦しんでいます。今やっとドル高が一巡したところにさらにドル高を加えると、米企業収益がまた伸び悩みます。
米国内での賃金が相対的に上昇し、これは製造業などにとっては打撃です(消費者には輸入しやすくなって追い風ですが)。日本国内での円高と同じ現象が起こります。
これって、トランプさんが公約したブルーカラー層支援に合致するでしょうか?
イエレン現FRB議長もドル高を警戒する発言を2015年ごろから繰り返しています。
そして何より、日本はインフレどころかデフレ懸念が生じています。
これらを総合すると、今の水準の為替は円高方面に警戒したほうがいいように思います。
為替は二国間の実質金利差によって決まる、という理論上の原則を長期投資の場合は頭に入れたほうがいいと思います(短期でトレードする人は知りませんけど)。
ヘッジ策として、
ドル売り円買いでFXのポジションをとる
ETFの日経平均のダブルインバースを買っておく
等が考えられます。私は、日経ダブルインバースを買っていましたが、トランプショックで日経平均が大暴落したときに大半を売って、KDDIやオーデリックを買ってしまいました(爆笑)。やっぱり株が好きなんですねえ。
円高になれば、どうしようか。。。
投資判断は、個人でお願いしますね。
応援お願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿