2016年11月22日火曜日

50目前のおじさんでもわかるフィンテック その2

その1では、銀行業務に関するFinTechを書きましたが、保険会社はもっと大変なことになるかもしれません。

保険とFinTechは、究極的には国の財政赤字の解決策の一つにもなるかもしれません。

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今、IOTInternet Of Things;モノのIT化)が進んでいます。日本のコマツなどはすでに自社が販売した油圧ショベルが世界中でどのように稼働しているのかが把握できるシステムを導入して、販売済みの油圧ショベルの稼働率から生産・材料仕入れなどを逆算し、サプライチェーンの効率化を図っていることは有名です。

これが今後、例えば自動車の運転状況をネットで送信して、ビッグデータとして車の運転状況を把握して、各ドライバー個人の運転状況が把握できたとして、さらにその人のライフログ(例えばFacebookのデータやタイムラインも含む)このデータを基に自動車保険料率を算出し、ダイレクトに個人にセールスができてしまうと、今以上に劇的な保険競争環境が変化する可能性があります。

また、遺伝子検査が進んで、各人の健康状況が遺伝子レベルで把握できたとして、その健診データや、やはりライフログと医療保険・生命保険を結び付けると、健康な人ほど保険料率が下がる可能性があります(しかし、例えばFacebookで酒ばっかり飲んでいます、とか投稿していたりした場合で将来健康でなさそうだ、と判断された人の保険代はアップするだろうと予想??)。

保険代理店業は今以上に苦しくなるかも?(事故現場の検証などは変わらないかも?)

こうやって、個人の生活・遺伝子等と保険などが直接紐ついて、保険と直結し、健康の差で保険料の差がつけば「予防医学」も進むかもしれません。

究極的には、健康管理ができる人ほど医療保険料や医療費の個人負担料率が変わる、ということになれば(マイナンバーと結びつける)、人工透析の人が減るかもしれませんね(例のアナウンサーの気持ちはなんとなくわかります)。

ただし、FinTechも現在言われていることは、すべてベストシナリオベースのことで、そもそもビッグデータの総本山のデータにサイバー攻撃が仕掛けられると、一気にダウンということにならないのか心配です。セキュリティがどこまで追い付くのか、という点については私もまだよくわかっていません。

FinTechについてはひとまずおしまい。


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