2016年11月6日日曜日

配当株投資の楽しみ それは増配です 配当金を雪だるま式に増やそう

いわゆる高配当あるいは好配当と言われる銘柄に投資することで、配当金を目当てに投資することを高配当投資/配当株投資と言っているようです。


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例えば電力株などの公益株は安定配当を実施する企業の代表例として長らく配当金目当ての投資家(定年退職後のサラリーマン等)に人気がありました(最も関西電力などは福島原発以降は無配転落してしまいましたが)。

したがって、こういった株を長期的に保有すると毎年決まった配当金が受け取れることになります。定年後だとこういった安定性がまず何より求められそうです。

しかし、同じ株を保有するだけで配当金が増える、増え続けるとしたら、そのほうが良いに決まっています。第一、企業が増配発表するとうれしいです。
例えば、500万円のポートフォリオで2.5%の配当利回りの人の場合、受取配当金は125,000円(税前、以下同じ)となります。

この人が10,000円の配当金を増加させるためには、従来型の「高配当株」投資(配当利回り2.5%)の場合、125,000円の受取配当金の再投資に加え、新たに275,000円のニューマネーが必要になります(400,000円×2.5%)。


しかし、投資対象の株が一株当たり配当金を約8%増配すれば、増配による受取配当金の増加額は10,000円になりますので、追加投資は不要です。次の年も8%の増配を実施すれば、受取配当金は145,800円になります。


上の図は125,000円の受取配当金の増配率が5%8%10%で各々増配した場合に受取配当金の予想額をシミュレーションしたものです。8%の場合、10年目(実質的にはY-10からY-1を引いた9年目)で受取配当金が約倍増することになる)。

問題はこういった安定高「増配率」銘柄があるのか、ということでしょう(特に最近のマイナス金利時代においてなおさら)。

KDDI9433
KDDI14期連続増配の実績があり、15期目も増配予定です。
株式分割を繰り返しており、14年前の配当金がよくわかりませんが、16年度は70円から80円に+14%の増配予定です。
株価は現在2998円、予想配当利回りは2.66%となっています。PER13.7倍です。

SPK7466

SPK(自動車部品の卸売り)は19年連続増配予定の銘柄です。株価は現在2,139円で予想配当利回りは2.85%となっています。PER9.3倍です(たぶん自動車関連ということで低いのでしょうね)。
SPKの配当性向の推移

当社は連続増配にこだわっており、今後最低でも2020年までの増配は配当性向が50%を上回らない限り、コミットしたいと社長が説明会で力説していました。増配にはこだわっているようです。

私は投資するタイミングを見計らっているところです(予算次第ということですかね。笑)。
そして、アメリカ株は言わずもがなですね。何十年も連続して増配する株がゴロゴロあります(ただし、アメリカも低成長で増配率が最近鈍っていますが、株主へのコミットは非常にしっかりしているので、ホールドして安心感が違います)。

アメリカ株はなじみがない、という方はなじみが深い以下のような銘柄に投資されると良いのではないかと思います。日本人なら誰でも知っている、または商品を買ったことがある企業です。

マクドナルド 40年連続増配 配当利回り3.35% PER18.05
ジョンソンエンドジョンソン 54年連続増配 配当利回り2.79% PER16.1
アフラック(TVCMで皆さんご存知) 34年連続増配 配当利回り2.51% PER9.9

(アフラックは日本で保険契約数が2000万以上あって、日本人の5人に一人はアフラックの保険に入っている計算になる、とCEOはかつて言っていました。アメリカ企業なんですが、日本での売上高が70%を超える「日本企業」です)

こういった連続増配する「高配当」または「好配当」銘柄投資で配当金を雪だるま式に増やしましょう!!

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