2017年4月5日水曜日

TOPIX S&P500 3月31日時点のバリュエーション

恒例の定点観測です。TOPIXS&P500PERの推移です。



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鉱業や鉄鋼業は、まあ、景気サイクルがまた上向いているということで買われているし、あまりPERになじまない業種かもしれません。

それにしてもPBR1倍をした回る業種の社数の合計は610社あります(PBRの黄色ハイライトの合計)。

2007社のうちの610社なので約3割に達します。景気が比較的良い、今でこそPBRは「やっと」1.16倍なので、ちょっと景気が下り坂になれば日本の株価はすぐにPBR1倍割れしそうです。S&P5003倍を超えていて、こっちはやや割高なのか、自社株買いがすっかり「常套手段」と化しているのか。


PEREPSの推移です。株価はトランプ期待のはく奪などで、下落していますが、企業業績に対する予想は変わっていないです。したがって日米ともPERが下落した、ということになっています。

トップダウン的には、「トランプはひょっとして口だけではないか?」と心配になる向きもありますが、足元の経済ファンダメンタルズはしっかりしているようです(アメリカの自動車新車販売台数が足踏み気味でちょっと気になりますけど)。


もっともトランプ期待はく奪が景気悪化を自己実現させることもあり得ますので、油断できませんが、押し目狙いにはいいかもしれません。


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