介護業務支援ソフトウエア「ほのぼの」シリーズを販売するNDソフトウエアなんですが、売却しました。
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12月上旬に行われた決算説明会に、仕事を抜け出してこっそりヒアリングに。
その席上で、業績下方修正に至った社長の説明に幻滅。これが売却理由です。
何となく、サッカーのみならず陸上まで抱え込んでいるのがちょっと気に入らなかった(企業体力から比較すると過大である。「地域貢献」といえば聞こえがいいが)。
東日本大震災以降、介護業界でもクラウド化が加速化しており、当社の顧客もそちらへの関心ごとが高かったのだが、当社自身はその間クラウド化対応をしておらず、出遅れてしまったことが理由だという(もちろん消費税増税や介護報酬減額の反動減もあったが)。
当社自身はずっと右肩上がりだったので、環境変化に鈍感だったとのこと。
前向きにとらえれば、素直に理由を言った、といえるが、その間陸上部を作ったり、あまりもうかっていないM&Aをやっていたので、これが気に入らない。
(いまだに陸上部を抱える大義名分を言っていたが、まずは本業に注力してほしいなあ)
プラス面は、下半期は開発コストなどが大幅に減る模様で、来期は既存顧客の更新需要があるので下げ止まり感を示唆していたが、販売単価はクラウド未対応や介護報酬の引き下げによる投資マインドの低下などで下落は必至だと思った。
医療(電子カルテ)と介護を結ぶインターフェイスを開発したようだが、「どうやって売り込むのですか?」と質問され、代理店任せであるような口ぶりで、これも失望。
日本企業にありがちなプロダクトアウト型の思考に陥っている懸念をしてしまった。マーケティング戦略が見えなかった。田舎の大将に見えた。
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