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三菱自動車の度重なる愚行の結果、同社は事実上日産自動車の傘下に入ることとなった。Jリーグの規定上、三菱自工はJリーグ浦和レッズの株を売却して、「連結外し」をしなければならないらしい。
しかし、同社はレッズの株の50.6%しか保有しておらず、そのうち30%相当を売却するらしく、ニュース報道によればその株も三菱グループの他社に買い取ってもらって、事実上三菱グループのサッカークラブにするらしい。
初めにこのニュースを聞いた(三菱自工がレッズの株を売却)時、レッズの株を海外の裕福なものが買収して、レッズを強化してJリーグ全体の底上げを期待してしまった。
英国のプレミアリーグを見れば一目瞭然で、チェルシー(ロシア資本)、マンチェスターシティ(アラブ資本)、マンチェスターユナイテッド(米国資本)、レスター・シティー(タイ資本)などがある。
イタリアのセリエAでもACミラン(中国系)、インテルミラノ(インドネシア・中国系)等アジア資本が進出している。
スペインでもバレンシア(インドネシア資本)などが進出している。
もちろん、Jリーグに欧州のビッグクラブほどのブランド価値がないのは承知だが、金のある人が目的をもって投資してくれるのかなあ、それが日本サッカーの起爆剤に、なんて思ったけど、馬鹿だったようだ。
Jリーグの川渕元チェアマンの地域密着構想は素晴らしいと思うが、あれから20年近くたって、小ぢんまりしてJリーグ全体が縮小均衡になっている。
わたしもかつては鹿島アントラーズの試合をレオナルドやジョルジーニョ(2人は当時現役バリバリのブラジル代表だった)目当てに見に行ったものだが、いまだに小笠原に依存しなければならないようなチームに金を出して見に行く気にはなれない。
欧州サッカーの試合(例えばアーセナル)をTVで見て、Jリーグの試合を見ると、スロー再生しているような試合でまったく面白くない。野球に例えれば、大リーグの試合のあと、高校野球を見ているようだ。
こういった閉塞感を打破するには、やはり大手資本を導入して、それなりの選手を集めなければならない。レッズはその最先端を行ける候補チームだったのに。せめてアジアチャンピオンズリーグで勝てそうなチームになることを期待したのになあ。
会社の事業がしっかりしているけど、株主がイマイチな場合、しっかりした株主がつけば、大いに業績再生が見込めたが、株主がなんとなく保有するだけだと、事業もいまいちではないか?
そもそも三菱村の住民たちも、自分たちのコンプライアンスのおかげで三菱自動車の株を売らざるを得ないはずなのに、そのダメ企業の子会社だったサッカーチームの株は持っても大丈夫なのかい???
日本独自の運営うんうんって言っても、世界の潮流からみれば、クラブが強いことが何よりも大事ってことを証明していると思う。
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