10月11日、ユニー・ファミリーマートHDは取締役会で、子会社さが美の株式について、投資ファンドアスパラントグループが提示した価格で売却することを承認した。
ユニファミマの佐古副社長、ニューホライズン「さが美と信頼築けず」(日経新聞電子版)
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理解に苦しみますねえ。これまでのいきさつをざっとまとめると
これに対し、ニューホライズン側は
反論したものの、仕方ない、といった形で矛を収めた。
ユニー・ファミリーマートの取締役会がどう考えても不利な条件のTOBに賛成してしまった、というのがまかり通っていいのでしょうかねえ。
90円と56円じゃあ、倍近く違うわけですね。ユニーは(いや、ユニー「も」)GMSがダメで、ファミリーマートに救済される形で合併に踏み切っているわけだし、ファミリーマートの株主もGMSというお荷物を抱えても、コンビニの統合などに期待して合併が実現したんだから、as much as possibleで資産売却額の極大化をやるってのが筋でしょうね。
仮にアスパラントとさが美に「信頼関係」があったとしても、56円のまま、ってのは良くないと思うなあ。せめて価格を引き上げるとかできなかったんですかねえ。
さが美の少数株主、あるいはユニーファミマの株主(伊藤忠さん、あんたですよ!)がこの件で静観を決めてしまうと、「日本のコーポレートガバナンス改革はこの程度??」って思ってしまうなあ。
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