2017年3月5日日曜日

個人は株式投資で他人と競争する必要はない

どうしても投資パフォーマンスって気になります。
経済学者がよく、市場平均に(毎年)勝てるアクティブファンドはごくわずかで、それだったらインデックスファンドを買っているほうがまし、という論調を膨大なデーターで証明しています。
ご存知ピーター・リンチ


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機関投資家、プロの投資家はそれが本業ですので、「他人より付加価値がある」ことを自分へ資金委託してくれている人(年金基金など)に証明できないと、彼らからもらう高額なフィーが正当化できないので、市場平均とパフォーマンスを競争させられる、というのは運命でしょう。

そのプロの投資家も投資企業の経営者に市場平均以上の業績と株価パフォーマンスを求めていますからね。そしてそれは労働者にギューッとプレッシャーになるんですね(働き方改革なんて言っている場合かなあ?)。

したがって、プロの世界では市場平均との競争というのは仕方がないですし、市場平均に勝ち続けるファンドマネージャーは、高いリスペクトを得ます。

しかしながら、個人投資家が市場平均に勝つ必要性はないと思います。周りに煽られて、パフォーマンスを競っていて、もちろん勝ち続けているツワモノたちはたくさんいらっしゃいます。

市場平均に勝てなかったら、「時間を費やして、個別銘柄選んで、何やってんだどんくさい」と思われるかもしれません。確かに選択ミスだったかもしれませんけどね。

しかし、人にはそれぞれ資産運用をする理由や目的があるはずです。それに沿ってやっていればそれでいいと思います(その目的が市場平均に勝つだったら話は別ですけど)。

市場平均に勝つことより、長期継続的に投資をし続けることのほうがたぶん、多分ですけど大事であることは市場が証明していると思います(特にアメリカ株の場合)。

私のように一定の配当金の受取額を目標としている場合、株価の市場変動というのは極端な場合はどうでもよくって、いや、上がってくれないほうが都合よくって(EPSDPSは上がってくれないと困りますけど)、株価変動は自分がコントロールできないもの、と基本的に考えています。

一方、目標とする配当金額への積み上げは、かなり自分でコントロールが可能な部分です。自分がコントロールできる部分に集中して、コントロールできない部分はある程度割り切るぐらいの意識でやっています。

毎月ほとんど同じようなポートフォリオの顔ぶれで、毎年市場平均に勝つなんて、考えてもおかしくありませんか(もちろん、バークシャーハザウエイはそれを80年代~最近までやったんですけど)。

競争社会で育てられて、株式投資になっても競争意識が抜けず、頑張ってしまって(つまりリスクを採り過ぎて)、暴落を食らって、「株なんてダメだ」という感じで市場から去っていくような感じにはなりたくないですね。

ただし、重要な前提があります。下落局面で市場平均に負けてしまうと投資全体がやっぱりよくないと思いますので、下落局面のマネジメントは考えておく必要性があるような気がします。

私の場合は、為替ヘッジをしようか、日経Wインバースの様なものを買うか、ヘッジで備えようと考えています。

また、含み損が出れば、積極的に損出しして、節税に使うなどもありだと思います。私は2016年の冬頃の円高株安局面で、結構損出し(含み損の出た銘柄をいったん売却して、買いなおす)をして、かなり還付を受けることが出来ましたし、売却益とぶつけることもできました。

とはいっても、市場よりパフォーマンスが良ければ、素直に気分はいいですよ。

市場平均との競争だけが株式投資の楽しみ、ってのは、贅沢でうらやましいかもしれませんけど、なんか違いような気がしました。私は自分の将来の長期的な生活基盤の柱に考えていますから、リスクもそれほど取らず、慎重です。


取り留めなくなってしまいましたが、あんまりカリカリ市場平均と比べなさんな、身の丈に合った投資をしましょう、という話。

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