2017年3月30日木曜日

花粉症が治ったかもしれない

私は30年近く(大学生のころから)花粉症に悩まされていて、毎年3月から4月にかけての季節が実は一番ブルーになっていた。

当初は自分が花粉症(そういう名前が出始めたころだと思う)であることを認めるのが嫌だったが、耳鼻科で検査したら、「そんなにひどくはないですが、典型的な花粉症ですね」と一発回答されてショックだった。

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だいたい、3月上旬ぐらいからくしゃみが出始め、鼻づまりがひどくなり、朝起きるとくしゃみを10回近くしてから朝食をとる、というのがこの季節の典型的な例だった。

いきなりくしゃみを10回もすると、それだけで体力を使い果たし、頭がボーっとして、仕事の集中力が欠けることもしばしば。

また、それがきっかけで風邪を引くこともあり、鼻づまりが風邪なのか花粉症なのか、自分でも訳が分からない状態になっていることもあった。

対策は、と言っても、鼻を常に清潔に保つ、体を冷やさない(くしゃみの原因)、それでもひどい時はパブロンの点鼻薬か飲み薬に頼る(飲み薬は副作用で睡魔がきつかった)、といった程度で、特に医療治療はやっていなかった。

もっともひどい人の花粉症のレベルが10だとすれば、4~6ぐらいだったと思う。

しかし、今年は4月になろうとする今でも花粉症の症状はない。自分の場合、ヒノキは軽症でスギ花粉がもっとも反応が高いので、スギがピークアウトしているこの季節が乗り切れたということは、今年は花粉症と縁がなかったかもしれない、と思っている次第である。

花粉重症度チェックテストによると、昨年ごろまでは70%ぐらいだったのが、今年は30%にまで落ちている。

なぜ治ったのか、色々調べていると、要因がいくつかあった。
  1. 花粉症の寿命が30年程度説
  2. 適度な運動が良い説
  3. 食生活改善が功を奏した説
私の場合、いずれにも該当するので、要因を特定するのが難しい。
しかし、寿命30年説は違うだろう(と信じたい)。これは、加齢とともに自己免疫力が衰え、花粉に過剰反応するほど免疫力が強くなくなった、というのが根拠の様だ。

まだ50手前(あと数か月で達成してしまいますけど)で自己免疫力低下は認めたくない。

確かに私の場合は、抗がん剤治療の副作用というかもはや後遺症と言っていいと思うけど、白血球数の恒常的な減少という症状がある(健常者の白血球の数は1マイクロリットル当たり5000~8000程度ですが、私は3000前後しかない。抗がん剤を打つと、副作用で白血球を生み出す骨髄にも悪影響が及ぼし、結果免疫力が低下するといわれている。治療が終わると復活する、というのが一般論だが、実際には私のような人は他にもいるらしい)。

運動はよく言われています。運動しているときは花粉症が気になりませんから。2月、3月でもランニングで10キロ前後を走れば、汗はかきますし。

しかし、個人的にはやっぱり食生活改善だと思います。以前も書いたかもしれませんが、毎朝、納豆1パックとヨーグルト(200CC程度かな)は必ず食します。さらに、これに加え、イヌリンなどの食物繊維も取って腸内環境の整理整頓を日常化しています。おそらくこれが一番効いているんじゃないか、と勝手に想像しています。

あと、糖質制限もアレルギーに良い、という人もいますので、これも好影響をもたらした可能性があります(但し相関性は納豆やヨーグルトほどでもないと思う)。

かつて、クリニックなどに初診で行った際、問診票に持病の有無を書く欄に「花粉症」と記載したら、医者から「こいつアホか」という目で見下されて、非常に悔しい思いをしたほど花粉症を気にしていましたが、食生活改善の良い副作用で克服できそうな感じがしてPositive Surpriseです。


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