2016年3月22日火曜日

配当利回り銘柄の選び方を考えてみる その4 分散投資

私は分散投資派ですが、それでも何か一つのテーマや銘柄に力を入れてしまいたくなります。
Kinder Morganでは失敗してしまいましたし、その他P&Gなども思ったほど増配率が上がりません。
一方、CiscoKDDIは期待以上に増配してくれます。


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投資する前に、この銘柄に「年率X%ぐらいの連続増配を期待」というイメージで銘柄を選定しますが、当たり外れが生じます。ただし、ポートフォリオ全体では、なんとか想定の範囲内で推移してくれます。

したがって、ポートフォリオ全体の増配率のコントロールに力を注ぐべきだと思っています。

どれぐらい分散すればいいのか、というのが一つのポイントになるかもしれませんが、これは「自分で管理できる範囲内」としか言いようがない気がします。

「自分で管理できる範囲」は各人によって様々だと思います。私は銘柄数こそ30弱ですが、通信業界、石油・天然ガス業界、タバコ、医療機器・医薬など同じセクターで似たような銘柄をホールドしているのも、手を広げ過ぎてしまうのが大変な点と、深く知れば他の業界よりもその業界が魅力的に感じてしまうからです。

例えば、沖縄セルラーAT&TNTTKDDIベライゾンといった流れで日米の通信会社大手にほぼ全銘柄を投資してしまいました。

どのような投資スタンスでどのような銘柄に投資するのかは各人のリスク許容度や投資目的によって変わるものだと思いますが、連続増配株投資といえども、個別銘柄のファンダメンタルズを常にリサーチしておくに越したことはありません。

しかし、ここでは、いくら配当貴族銘柄といえども、一定の分散投資をして、各投資先の状況は自分で把握しておかれることをお勧めいたします。
当たり前だのクラッカーですが、投資は自己責任です。

それらも含めて分散投資がいいと思います。もっとも分散している分だけ、リターンは落ちます。
しかし、私の連続配当株投資では、将来の受取配当金の極大化に焦点を絞っていますので、株価の平均リターンが市場平均より下回る可能性は理論的に十分あります(学者の統計ではトータルリターンは市場平均よりいいというのがありますけど)。

もちろん、株価リターンも市場平均より上になることに越したことはありませんが(市場平均を上回ると素直にうれしいけど、下回ったからといって、それで誰かに首になるわけでもないし、インデックスなどで年率0.5~1.0%も手数料を取られるのは資産残高が大きくなるにつれ馬鹿らしいし、売らなくていい銘柄の売買や買ってほしくない銘柄を組み入れたりされるのも嫌だ)、自分の投資目的に合ったポートフォリオを組むことが私の投資では大事だと思っています(何度も申し上げていますが)。

言い換えれば、毎年市場平均を上回るパフォーマンスを出すだけの能力がない(またはそれが難しいのは過去の投資家の歴史が物語っている)ので、資産残高ではなく受取配当金の極大化という比較的計算しやすい項目にフォーカスしている、とも言えましょう。

そして、自分の投資目的が、将来リタイアした後は、資産を取り崩すのではなく、保有資産が生んでくれるインカムでゆっくり生活する、というイメージを持っているからです。

個人投資家ランキングなんかになぜか私のブログも貼りだされていますけど、毎年下から数えたほうが早いのが自慢???ですから(笑)。


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