2015年5月31日日曜日

5月の配当金状況






集計を開始した、201012月末時点における、向こう1年間の予想受取配当金の税込、かつ、円ベースの金額を100としています。

配当金の雪だるま式投資、Dividend Snowball Investingの投資目標はとりあえず、上記予想受取配当金の金額が、公的年金並みになるまで、つまりおおむね600となっています。
(したがって、実額を公表していませんが、逆算すればわかりますね)

ざっくり5年で3倍になりました。「為替要因」、つまり円安が大きいですけど。

ちなみに、仮に今月末のドル円レートが100円だった場合、265となり、約13%も減少してしまいます。

2015年に入って、予想配当金の受取残高は7.5%アップしています。

2015年5月30日土曜日

5月の投資状況






ドル高の影響で米国株はパッとしません。円安分だけ増えているような感じです。
日本株はおおむねTOPIX並みの増加を保っています。

アメリカの方は、経済が好調だという前提で、金利先高観が市場にあり、ドル高になっていますが、そのドル高が米国経済と米企業の足を引っ張る、という矛盾した構造になっています。このことが、株価に適度な清涼感?を与えているのか、こう着していますね(正直ギリシアなんてどうでもいい)。

日本株はその裏腹で好調なのですが、東芝の様に、超有名企業でも粉飾決算(と決まったわけではないが)などが決定的になれば、相場のかく乱要因にならないのか少し心配です(上場廃止になると、ほとんどのインデックスに入っているはずなので、売らざるを得なくなる)。
個人的にはダメなものはダメ、とバッサリやってほしいですが。

今月の売買
売り フォード(一部)
買い マスターカード、AT&T(いずれも買い増し)


6月もこう着するのか、調整するのか?





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2015年5月28日木曜日

円安の賞味期限







ロイターのニュースで気になったので。
以下抜粋
[ドレスデン(ドイツ) 28日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁は28日、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席するため訪れているドイツのドレスデンでCNBCのインタビューに応じ、主要通貨の為替レートが経済のファンダメンタルズから大きくかい離しているとは思わないと述べた。

総裁は「現時点で、主要通貨の為替レートは経済のファンダメンタルズで正当化され得る関係を大きくかい離していない」と語った。

総裁はまた、日本経済が日銀の予想通り今後2年で拡大すれば、円高が進む可能性があるとの見解を示した。
抜粋終わり

2015年5月27日水曜日

IBM反撃開始? アップル、ツイッター、フェイスブックそして日本郵政 切り札?Watson。







これはIBMが最近提携した企業の名前を連ねたものと、人工知能のパイオニアWatsonです。

提携相手がビッグネーム揃いで、さすがはIBM、と言いたくなりますね。

株主としての期待はただ一つ、「ネームもいいけどマネーもね!!」(そして安定増配も)。儲かってナンボのビッグデータですから。

このブログをお読みの方ならすでにご存じかと思いますが、IBMは現在20年連続増配中です。


2015年5月26日火曜日

マスターカード、フォードの次に買ったもの







で、「どうしても増やした方がいい他の銘柄」を買いたいために、フォード株を売った、という趣旨のことを書きました。

その代金で何を買ったのか。

それは MasterCard社(MA)です。

2015年5月25日月曜日

スターバックス、ついに・・・






スターバックスがついに、日本で唯一店舗がなかった、鳥取県に上陸したそうです。

スナバがあってもスタバがなかった県、しかし、上記の記事によると、鳥取県はコーヒー豆の消費量は全国第二位だそうです。

2015年5月23日土曜日

アメリカの原油在庫について





「アメリカの原油生産が止まらない一方、需要が伸びないので、在庫が山積みされていて、それが原油価格を押し下げてる」

したがって、

「在庫を持っている人は、最後は投げ売りを行って、原油相場は$35まで下落する

という人がいましたが、WTI原油相場は60ドル前後で現状は落ち着いています。


2015年5月22日金曜日

東芝がなんかおかしい、いや日本企業がおかしい???






 東芝の第三者委員会は、調査対象を発表したそうだ。

今まで報道されていた、インフラ関連にかかる工事進行基準の会計に関する調査に加え、
テレビ事業における販売促進費の計上時期
半導体事業にかんする在庫評価の妥当性
パソコン事業における製造委託先との部品供給と取引額計上時期
とのことのようだ。

2015年5月21日木曜日

エコノミストに対する雑感





私の記憶ベースの記事ですので、間違っている可能性がありますが、ざっくりと思ったことを。

かのピーター・リンチ氏は著書で、「楽観的であるより慎重というか悲観的に先行きを見通したような発言をしている方が、頭がよく見えるし、信頼もされやすい。仮にその悲観的な予想が外れても、だれも気に留めないし(結果オーライってやつですね)、楽観的に予想を立てて外れると、皆ものすごく立腹する」という趣旨を書いていたと思います。

これは今でも生きている話でして、日本でもアメリカでも同じように思われているようです。
もっとも、マスコミが政治家批判の際に用いる「アベノミクスで格差拡大」とか「景気回復の実感がない」という格差と実感の問題は、ちょっとわかっている人なら、アホくさいほど中身がありませんが。

2015年5月20日水曜日

沢井製薬(4555) 7期連続増配(予定) 





ジェネリック薬(GE)業界首位の沢井製薬は15日に決算発表しました。
尚、20163期中間配当を増配予定としていることから、7期連続増配としました。

20163期の中間配当を55円、期末も55円としていますので、年換算110円と考えます。

ちなみに20153期は中間50円、期末も50円のところ、決算発表直前で期末配当を55円に増配に変更予定としています。

従いまして、従来の株主は 100→110円と+10%のアップと考えていいと思います。

配当性向は、EPS(一株当期利益)で計算すると
20153期実績ベース    110÷382.3円=28.8
20163期会社予想ベース  110÷421.6円=26.1
となります。
配当利回りは、5月19日終値ベースで予想 1.61%

2015年5月19日火曜日

NTT 5期連続増配予定、目標EPSを700円に





NTT9432)は15日決算発表を行いました。

20163期の一株当たり配当予想(DPS)を年200円としました。
これで5期連続増配予定です。
NTT決算資料から


ちなみに、ライバルKDDIに負けじと? NTT630日付で1株を2株に株式分割することを発表。
分割調整後のDPSは年100円となります。

15年3期の配当は180円(分割調整前)。163期は200円ですので、増配率は+11%です。
配当性向は、153期の実績EPS(一株当たり当期利益)が473.7円ですので、
473.7円÷180円=約38
163期の予想DPS÷予想EPSで勘案すると、200÷59533.6%となります。
15日終値に対して、163期予想DPSに対する配当利回りは、2.4%です。

2015年5月17日日曜日

コンビニ戦線異状あり? ローソンやファミリーマートの戦略について雑感





コンビニエンスストアと言ってもピンキリですが、ここではセブンイレブン、ローソンそしてファミリーマートの3強を言います。

ここ数年感じていたことですが、コンビニ各社の経営戦略で、「???」と感じることが多かったので雑感を述べてみたいです。

2015年5月16日土曜日

思い入れの強かったフォードモーター(F)を一部売却





先日、フォード(F)を半分売却しました。
Fを初めて買ったのは、2009427日でした。そこから同年10月まで断続的に買い、ずっとホールドしていました。

思い入れが強いんです。フォードには。

初めて買ってから、6年が経過しました。
クライスラーが経営破たんしたのが2009430日、GMは同年62日に破たんしました。
アメリカの自動車産業のどん底で、買いました。

個別銘柄を本格的に始めて、半年ちょっとだったと思います。その時期に新聞やTVでは、毎日の様にアメリカの自動車産業はボロボロで、ついでになぜかアメリカも凋落して、世界経済はお先真っ暗だ、というニュースばかりが流れていました(特に日経とWBS)。

理論的にはF株には強気で臨んだのですが、何せ初心者なので、怖かったですね。
そして、「ビッグスリーでは唯一、政府資金に頼らず自力再建した」という枕詞がフォードを語るときには必ず付くようになりました。

株価もうなぎ上りになって、ガッツポーズモノでした。


なぜフォードを買ったのか

2008年終りから2009年の冬頃、ピーター・リンチやジェレミーシーゲルあるいはジム・クレイマーの本を読み漁っていました。

ジム・クレイマーは「長期のポートフォリオを組んだ場合でも、2割ぐらいは勝負銘柄で、急上昇が狙える銘柄をもて」(趣旨)ということを言っていました。

そして、ピーター・リンチ氏は現役時代に破たん寸前のクライスラーのアイアコッカに会って話をして、実際に新車を見て、「イケる」と踏んで同社株を買いまくって、見事テンバッガーになっていました。

リンチがクライスラーを買うに至ったのは、クライスラーの経営再建に自信を持ったのもありますが、1980年から81年ごろは第二次オイルショックなどで、自動車産業は全滅状態で、個別企業がどうの、という感じではなく産業全体がダメだった。したがって、景気が回復すれば、業績も回復するといったシクリカルな要因を見抜いていたからでした。

その状況と20092月~3月のアメリカ自動車産業はそっくりでした。
更に、フォードは他の2社と違って、特にGMのように不動産融資に走らなかったので、2005年以降の急激な原油高で車が売れなくなり、真っ先にリストラ策に入っていたのです(GMは自動車が赤字で不動産が黒字でまだ余裕があった)。

フォードは2006年ごろ、ボーイングからアラン・ムラリーをCEOに向かい入れ、ワンフォード戦略に沿って、ランド・ローバーやジャガーといったブランドを(批判されながらも)投資ファンドやインドのタタモーターズに売却していきました。

また比較的借りやすい時期に融資を受けていたので、2008年のリーマンショックの頃は現預金をいっぱい持っていて、コスト削減も78割がた終わっていました。

したがって、2009年ごろには、固定費を大幅に削り、新車開発準備も整いつつあり、「あとは売るだけ」の体制が出来ていたのです。

ニュースを慎重に読めば、フォードは破たんしないだろう、コスト削減が予想以上に進んでいる、あとは消費者がお金を持っているか、車を買うか、それだけという感じでした。

それで、ピーター・リンチの10倍は無理でも5倍を目指そう、と思い、$5~$7の間で、当時としてはかなりの額を費やして買いました。

そのころの心境を旧ブログで結構語っております。







さて、株価は2011年初頭ごろまではかなり頑張っていたのですが、それ以降は行ったり来たりで、ドラ息子化してしまいました。

それは、フォードがグローバル化していて、欧州経済の悪化の影響を受けて、欧州事業が赤字から抜けられなかったのです。アメリカの自動車産業さえ回復すれば、株価は数倍ものだ、と考えていた私には誤算でした。

またアメリカ国債がAAAから転落した、とか、コモディティ価格が急騰して原価が圧迫された、とかいろいろありました。

更に、アメリカの投資家は、前回のGMやクライスラーで自動車産業への投資はコリゴリ、と考えているようでした。

また、テスラのような電気自動車やロボット技術で車を動かすなどの話題もあり、従来型自動車会社への投資家の興味は薄れているようです。

それでも25ドルぐらいまで粘りたい、と考えていましたが、熟慮の上、どうしてももっと増やした方がいい他の銘柄を買う資金をねん出するために売りました。

フィリップモリスは最初から売る予定はありませんが、フォードはいつ売るべきかを、考えながら保有している銘柄です。最初から売る予定がない銘柄を買った方が、これから長い目で見て、投資リターン全体にとってポジティブになります。

そう考えて、半分売りました。もう半分は今年か来年に売ると思います。

フォード株がもうひと暴れする可能性は十分ありますが(PE8倍と無視されて様なバリュエーションです)、連続増配株投資路線を一層強化するため、断腸の思いで売りました。

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