「外国株投資には、為替リスクがある」と一般的に言われています。
しかし、日本株にも為替リスクはあります。日本株を買えば、円建てなので、為替リスクはありませんが、日本株の主人公である各企業は輸出・輸入を行っており、海外の拠点はその国の中で生産活動や営業活動を行っており、さらにその拠点から第三国と取引を行ったりと、要するに日本企業はグローバル化しています。
したがって、「外国株投資には為替リスクがある」というのは、物事の一面だけを見たいい方であり、「株式投資には為替リスクがある」というのが正しい言い方ではないかと思います。
円高になれば、多くの輸送機器関連(自動車)や電気機器関連の企業は輸出や海外取引が多いので、決算に打撃を与えます。
円安になると、食品産業をはじめいわゆる内需型企業は原価高に見舞われ打撃を受けます。
したがって、為替リスクが外国株投資のリスクである、と言っているような書籍はその瞬間その本を捨てたほうがよいと思います。
個人的な意見ですが、株式投資を本格的にやってみよう、とお考えの方は是非外国為替についても勉強されることをお勧めします。
(注:外為相場は市場取引ですので、短期的なボラティリティは激しいですが、長期的にはそれなりの理論のレンジ内に収まっている、という事実がある。これまでのところ、その理論は有効性があると思う)
書籍で勉強すると、株の本は株の事だけ、FXは外国為替の事だけを書いていて、こういった事柄を横断的に取り扱う書籍はなかなかありません。下記の書籍は、これに金利動向に対することも書かれているので、株・外国為替・金利(そしておまけで不動産も)を網羅的に詳しく書かれていますので、是非ご一読をお勧めします。
特に「今こそ知りたい~」は、発売された時点で読んで、その時点で実行していれば、資産は軽く2倍になったと思います。私がそうですから(ただし、次の円高局面で被害を最小限に食いとどめることができればという条件付きですが)。
目下のところ、結構円安に振れてしまっているので、次の円高局面にそろそろ心の準備をしようかな、と思っているところです。本格的な対策は2016年になってから講じる予定ですが。
目下のところ、結構円安に振れてしまっているので、次の円高局面にそろそろ心の準備をしようかな、と思っているところです。本格的な対策は2016年になってから講じる予定ですが。
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