これはIBMが最近提携した企業の名前を連ねたものと、人工知能のパイオニアWatsonです。
提携相手がビッグネーム揃いで、さすがはIBM、と言いたくなりますね。
株主としての期待はただ一つ、「ネームもいいけどマネーもね!!」(そして安定増配も)。儲かってナンボのビッグデータですから。
このブログをお読みの方ならすでにご存じかと思いますが、IBMは現在20年連続増配中です。
IBMとアップルの提携は、IBMがiPadをIBMの顧客に売り込み、iPadにIBMの解析機能を織り込んで行こうというもの。
1:日本郵政がこの提案に乗った。
2:IBMとツイッターの提携は、
簡単に言えば、ツイッター上のつぶやきをお金に換えるような仕掛けを作ろうというもの。
3:フェイスブックは
これもフェイスブック上のタイムラインでの記述や広告をマネタイズするための仕掛け。
4:人工知能ワトソンの医療分野での利用
これは、様々な患者の治療データをビッグデータに取り込んで、該当患者に対し、もっとも有効だと思う治療方法を提案していく医療の個別化に向けた働きです。
個人的には一押しの期待をしています。うまくいけば、医療費の大幅削減にもつながるんじゃないか(無駄な治療や投薬が減るはず。)。
他にもあると思いますが、目立ったところは以上のような感じ。
全体的に言えることは、ビッグデータ(様々な情報をひとまとめにして、何らかの有効な解析を行う)を活用するということである。提携相手は巨大なデータを保有しているけど、自力ではそれを活用できない。IBMは人工知能を活用して「コンサルティング」しようというもの。
アップル、ツイッターやフェイスブックといったビジネスカジュアルな会社がネクタイにワイシャツ必須のIBMを選んだ理由はなんなのでしょうね(もちろんアップルもクックCEOのコネだけで契約したとは思えませんが)。
IT業界の化石化が心配されていたIBMはフレッシュなイメージが、新興企業には「箔」がつくのでしょうか(ツイッターやフェイスブックに今更信用力なんて不要のような気がするが)?
投資としてのIBM株
尚、IBMは2015年の業績は2014年並を予想しています(フリーキャッシュフローは前年並み)。
今年もDPS(一株当たり配当金)を$1.10→$1.30へと約18%を増配し、冒頭のとおり20年連続増配を達成しています。
株価は予想EPSに対して約11倍のPERです(S&P500の平均PERはおおむね17倍)。
配当利回りは約3.0%です。
IBMの配当利回りが3%台って、唸ってしまうなあ(私が初めて買ったのは1.5%ぐらいだった)。
偶然ながら、ウォーレン・バフェットさんの一押し銘柄???でもあります(この前の株主総会でも、「市場が間違っているから、我々は金持ちになった」みたいな発言があったとか)。
一方で、従来型のアウトソーシングやオンプレミスなメインフレーム事業の先行きが不安視されています。会社側は、ためらうことなく、Higher Valueなビジネスへの変換を進めています(そのために頻繁にリストラが行われますが。リストラはIBMの名物でもある)。
私は今後とも当然ホールド&時々買い増しも、のモードです。ただ、買い増しには予算が必要ですが、、、(別に皆さんにIBM株を推奨しているわけでもなく、単に株主として、頑張って業績を立て直してほしいと思っているだけです。ただ、最近IBMに対して総悲観って感じでもなくなってきたような気もする)。
そういえば、富士通も「スーパーコンピュータ京」というのがありましたね。「京」も医薬品の新薬創薬などの分析に活用されているようなことを大学教授関連の方から聞いたことがあります。上記のヘルスケアWatsonと同じようなことを言っていました。
IBMは輝く昔と変わりました。SIが他社よりも激流だけは工期短縮で同じです。私はWin<ー>OS2バーガー/ダウンサイジング/アウトソーシング/同僚のCSCO,T転籍局面で安堵と失望/レノボ売却まで在籍していました。社内持ち株会の5%/月のディスカウント積立でも利益はなかったです。現在70前後の元上司達は、果実を享受して満足定年、我々も早期退職制度の恩恵を受けています、が、、株価が下がった理由で一個人評価を下げた事も見ています。バフェットの執着がわかりません。。
返信削除コメントありがとうございます。
削除投資家として、もう少しホールドしていきたいと思います。