2015年5月11日月曜日

沖縄セルラー電話(9436)増配 14期連続増配





KDDIの上場子会社である沖縄セルラー電話(9436)は511日、通期決算発表と同時に期末配当の引き上げ(予定)を発表しました。

従来 42
今回 46

です。これで同社は14期連続増配となりました。

ちなみに、今期(20163月期)の通期の配当予想は、46×2回=92円となるはずです。
511日終値で3725円、上記期末配当の引き上げを換算した場合の予定配当利回りは、2.7%ぐらいになります。

DPS(一株配当金)92円とEPS(一株当期利益)を基にした配当性向は以下の通りです。
EPS(今期実績)    92÷245円=約37.8
EPS(今期の会社予想) 92÷260円=約35.4%

業績等は当社のプレスリリースで確認してください。当ブログは配当に的を絞って説明したいと思います。




以下コメント

KDDI&沖縄セルラー電話の2社を合計すると私にとって、コア銘柄(キンダーモーガン、フィリップモリスに次いで第3位のPF比率)の一つです。

14期連続増配とは、こんな感じです。(当社決算説明資料から)

当たり前ですが、当社はKDDI9433)の連結子会社ですので、同社の影響を大きく受けます。

そのKDDIの個人向けIR説明会に出席した際、同社のIR室長は、「毎期の増配を今後もやっていきたい」と明言していました。

これは社長もIRで言った経緯もあるようで、個人株主を増やしたいとする同社の意思表示の表れかな、と前向きにとらえました。日本企業でこんなこと言った人は(あまり日本企業を知らないのですが)、珍しいのではないでしょうか?

もちろん、連続増配発言は、「約束」ではなく、会社の「願望」にすぎませんので、あしからず(株式投資家ならわかるでしょ)。

私が沖縄セルラー電話株を始めて買ったのは、2012年の1月でした。分割調整後の株価で1650円程度でした(このころは日経平均も1万円以下でしたからね。配当利回りも4.5%~5%ぐらいあった)。

KDDIと実質同じだけれど、KDDIほど名前が認知されていないので、比較的割安に放置されていた、そんなところを私が拾った、という感じでした(当時KDDIは分割前で1単元買うのに50万円近くかかったと思う)。

その後、日経マネーさんの取材を受けて、一押し銘柄にさせていただいたこともあります(キンダーモーガンを一押しにしたのですが、「米国株なんて読者は興味がないから駄目」、と却下されました。そのくせ後日、マネックス証券と組んで、米国株特集とかやっていたな)。




当社は沖縄県限定の通信事業者です。auがドコモにシェアで勝っている唯一の都道府県が沖縄県です(確か40から45%程度の契約者数のシェアがあったと思う)。

沖縄の人にとって、「地元企業」と映るらしく、県民にひいきにしてもらっているようで、KDDI100%子会社化しない(できない)理由となっているようです。

沖縄県は、人口構成が比較的若く、まだ若干の人口増加が見込めるため、安定的な契約者数の伸びが見込めるんじゃないか、そして経営戦略そのものはKDDIと同じだろう、というのが投資テーマです。

データ通信料に価格競争の懸念が少し残っていますが、稲盛さん関連銘柄として、引き続き末永く保有していきたいと思います。確かKDDIの中期計画が16/3期まであって、それまで2ケタ営業増益をコミットする(3期連続2ケタ営業増益)、と社長が明言したので、結構頑張って買った記憶があります。

それらが終わると、自社株買いとかできそうな余力が十分にある企業グループだ、と考えています。


ちなみに私はauユーザーです。

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