6月11日と18日の2回に渡って行われます。
「JPXアカデミー 身近なところで企業を見る 伸びる会社、ダメな会社の見分け方」
というセミナーに参加しています。
JPX(日本証券取引所)が主催するセミナーで、2回計3時間・1000円で、あのひふみ投信の藤野氏のセミナーが聞けるんだったら、お安いものです。仕事がんばって終わらせて、まずは11日の初回に参加してきました。
実は藤野氏とはツイッターで相互フォローの関係にあったのですが、実物を見るのは初めてでした。
さて、内容は、前半は著書で書かれていることに、似たようなことですが、これは仕方がないと思っています。人間、人前で何かしゃべれ、と言われ、突っ込んだ話を何種類もできる人は、実は、浅はかで内容がないと思っています。
ただし、本で読むのと実際に話を聞くでは、納得感や記憶の残り方が違ってきます。
彼が優れているところは、常に物事の本質を自問自答している点だ
彼が優れているのは、もちろん銘柄選択眼なのですが、日ごろから物事に問題意識を持って眺めていて、自分なりに本質的にそういった問題に対して、答えをもっている点ではないか、と感じました。
普通の人(というと語弊があるが)と着眼点が少し違っていて、常識を疑うマインドが研ぎ澄まされているのでしょうね。
株式投資は会社を応援すること、と彼は何度か言いますが、それまでは正直冷めた目で見ていました。しかし、日本人の多くは働くことが嫌いで、会社も嫌いで、株式投資なんてもっと嫌い、という事実がわかった。
一方、アメリカ人はそんなことを考えていず、働いてお金を稼ぐ喜びや、会社そのものが好きであると感じているそうです。
会社が嫌い、という従業員が言う会社の株を買っても儲かるわけもない。しかし、経営者の経営ビジョンや経営戦略がしっかりしている会社の従業員は生き生きしている、そうした企業を応援すべく投資していけば、リターンもついてくる。そんな内容でした。
代表的な例として、ジェイアイエヌ(3046)を例に挙げていました。業績がイマイチだった同社はユニクロの柳井社長に会って、「あなたの会社は、事業を通じて何を貢献したいのですか?」と聞かれて、まったく答えられなかったそうですが、その後一年奮起して、経営幹部と一緒に「ジェイアイエヌはどうあるべきか」を徹底して考え込んだそうです。
その後、快進撃が始まったようです。
ひふみ投信では、2009年秋ごろ、100円ぐらいから買ったそうです。今の株価は5400円ぐらいになっています。50倍株ですね。
彼の眼鏡もJINSの7500円だといっていました。
彼の眼鏡もJINSの7500円だといっていました。
過去10年間の日本の株式市場は実は悪くはなかった
どこかの著書やセミナーで彼は言っていたかもしれませんが、
2002年12月~2012年12月まで、TOPIXは2%しか上昇していなかった。
しかし、この間、実は1705社の株価は実は上昇していた。上昇した1705社は10年で株価は約2.1倍、利益も10年で2倍になった。
一方、TOPIX Core30構成銘柄は同じ10年間で▲24%だった。
JASDAQ企業は+43%、東証2部でも+67%だった。
という事実があったことを私は知りませんでした(なぜ2003年1月からではないのだ、とか思ったけど)。
若い企業は成長しやすい、成長に賭けることが実は一番簡単だ。
と言っていました。
ただ、彼は利益確定をしない、買った株は基本的には長く保有するようなことを言っていました。しかし、ひふみ投信の上位銘柄を以前何度か調べたことがあったのですが、結構頻繁に変わっている印象がありました。この理由はなんなのでしょうね?
学んだこと
常識と事実のギャップに投資チャンスが潜んでいる。常識を疑うだけでなく、納得できるまで調査・分析しないといけませんね。
そうすれば、日本の株式市場でも十分なリターンがとれそうですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿