[東京 10日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は10日の衆議院財務金融委員会で、為替動向に関連して「実質実効為替レートでは、かなり円安の水準になっている」との見方を示した。そのうえで「実質実効為替レートがここまで来ているということは、ここからさらに実質実効為替レートが円安に振れるということは、普通に考えればありそうにない」と語った。
以上ロイターから抜粋(赤のラインは筆者)
「現時点で、主要通貨の為替レートは経済のファンダメンタルズで正当化され得る関係を大きくかい離していない」
って言ったばかりじゃない?この時は確か124円台だったですね。
以前のブログ前回のはやっぱり「牽制球」で、今回は明らかに「口先介入」と言えるものでしょうかね。
色々圧力があったのかもしれませんね。
日銀は従来から「実質実効為替レート」を盾に円高でも、「そんなに円高ではない」って白川某は言っていましたから。
どう解釈するのか?
- 意外と「賞味期限」は早くなった
- 更なる金融緩和(を仮にやった場合)の余地を残した(金融緩和した後の円安の行き過ぎを止めた)
- <米利上げ織り込まれていれば、ドル高になる必要ない> →ここまで踏み込んでいますからねえ。
- 良心的に言えば、将来起こるかもしれない(たぶん確実に起こる)バックドロップのような円高のボラティリティを抑えにかかっている(つまり円安が過度だというメッセージ)。
- これで18日(だっけ?)イエレンさんが「利上げしても急激にはやらないわよ」と言えば、益々ボラティリティが大きくなるのかなあ? しかし、この程度の事は市場参加者はみな思っているでしょうね。
心のシートベルトを締めましょう。
PS:黒田さんのスナップショットって、いつも「一段上の人」って雰囲気の写真ばかりですね。
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