前回(2015/7/2)に一度行っていますが、9月4日時点でTOPIXのPER、PBR、配当利回りの観測をモーニングスター(日本)のデータを使って行いました。S&P500も行った。ご参考に。(業種別バリュエーションはTOPIXに基づきます)
TOPIXのPERは前回17.33倍→今回15.46倍と約2倍の減少。
9月に入ってさらに売り込まれたので、PERだけを取ってみれば、良い水準になってきたように思います。
日本では、医薬、サービス、小売り、不動産、食品が高いのは同じで、卸や銀行が低いのも変わらずです。
黄色のハイライトは、PBRは1倍以下、配当利回りは2.5%以上で、トップダウン的に見て割安感が見られそうなセクターをあぶりだすためにやってみました。
卸売業と石油・石炭が該当しました。
村上世彰氏が黒田電気という卸を狙ったのは、結構いい線ついていたんですね。
S&P500は各アナリストが原油価格下落やチャイナショックをどこまで見込んでいるのか、マチマチのような気がします。
ドル円が80円台ごろ当時、日本の株はPBR1倍以下で清算価値以下だ、とよく新聞の見出しに出ていました。現在、日経平均はその時点から2倍ぐらいになっているはずですが、それでもまだPBRが1.28倍にしかならない点は要注目だと思います。
銀行と卸売が特に目立ちますね。銀行は金融不況、リーマンショックと続いて業績の厳しい時期を経験してしまった(特にリーマンショック直後の海外の銀行)ので、外国人投資家が「食わず嫌い」になっているのかな?
卸売業は、インフレによる値上げが一巡したら面白そうな気もしますけど。
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